独りごちる。
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2010/02/23(火) 写経、鎌倉、けんちゃん、そして・・・。
遡って20日のお話。

この日は、最近よくつるんでいる会社の仲間と、鎌倉で写経をし、野毛の「酒蔵けんちゃん」で飲もう。という、よくわからないツアー慣行の日であった。
まずは朝早くから長谷駅で待ち合わせ。若干早く着いてしまったので、その辺ブラブラしていたのだが、とにかく寒い。そのうちに二人やってきたのだが、アタシを見るなり、「とにかくどこかに入って暖かいものを飲もう!」と言う。寒さで顔が白くなっていたそうである。

駅前のカフェに入り、ひといきついたところで、長谷寺へ。季節柄、梅が綺麗だった。で、早速写経へ。最近写経人気が高まってるらしく、かなり混雑していた。仲間の一人が一度長谷寺で写経をしていたので、教えられるまま手を清めたりお線香をあげたり、筆を用意したりして、いよいよ開始。墨を磨ったのは一体何十年ぶりだろうか。こんなもんだろ。と思って書き始めたのだが、「不祝儀か!」というぐらい、薄墨である。その後、書いては磨り、また書いては磨りを繰り返したが、隣で仲間も同じように書いては磨り、をしていた。

一昨年ぐらいにいきなり写経をやりたくなって、写経セットを買い、家でやってみたのだが、そのときは筆ペンを使った。今回、超久しぶりに墨を磨るところから始めたのだが、何となく心が落ち着いて、なかなか良いぞ、これは。と思った。
家でやってるときは、全く無になれなかったアタシだが、今回は色々思うところあり、気持ちを込めて写経することができた。
・・・・ような気がする。

写経の後は、長谷寺の上の方まで登って景色を見たり、仲間のうちに行ったり、鎌倉を散策したりと、実にのんびりブラブラと楽しく過ごした。

で、夕方になり、野毛へ移動。着物仲間と良く行く酒蔵けんちゃんへ。前回、ここに来たら、来る客来る客みんなオカマで、それを仲間に話したら、是非行きたいというので、慣行したわけだが、けんちゃんは、オカマが名物なわけではなく、実は料理も美味しくて、けんちゃんもお母さんもとても良い人なので、そういった意味でもお勧めなのである。

宴が開始される早々、仲間の一人におかんから電話が。出て行ったきりなかなか戻らず、心配して様子を見に行くと、何やら不穏な様子。戻ってきても、放心状態。田舎の妹にいきなり子供が産まれて突然叔父さんになったという。まー、色々あるようだが、まずはめでたいではないかと、呆然とする彼を励ましているところへ、相方が合流。けんちゃんは超満員で、そんなところへオカマもやってきて、突然叔父さんになった彼もだんだん元気になってきて、そして、まー、良かったよね〜。しかし人生色々ですな〜。ってことで、写経→けんちゃんツアーは一応終了した。

で、相方とうちに帰ってきて、そこで色んな話をし、アタシは、ついに、長年溜め込んだ年貢を納める事になったのである。

って、写経やらオカマやら、甥っ子騒動やら、年貢やらと、よくわからない一日だったが、とにかく、アタシの人生最大の記念すべき一日となったことには変わりはない。

それにしても。
人生って、わからん。
年齢関係なく、ミラクルは起きるのである。

アタシが溜めに溜め込んだ年貢を納めるのは、貴方だったのですか、庄屋さん。という感じだが、相方が庄屋さんなら、アタシは喜んで100年先の年貢も先払いしますぜ。と思うのだ。

いやあ。それにしても。
未だ、これは夢ではと疑ってしまう。
またしても、これはもしや大仕掛けなどっきりなのではないかと
最後はブーブークッションのオチなんじゃないか などと
思ってしまうのだ。

しかしながら、どうやら現実の模様。
4日経ってようやくそう思えるようになってきた。

今、振り返るに。
彼の存在を知ってから今日に至るまで、実に長い年月を経ているわけだが、その間、何度も諦めかけた。
が、よくわからぬパワーにより、衝き動かされてついにここまで来てしまった。

これって、何なのか。何がそうさせるのか。
好きだからか?愛か、恋か。と考えるが、到底、そのような言葉で表現しきれるものではない。

で、ようやく、一番近いと思われる答えが出た。

つまり、要するに、魂が共鳴するのである。
理屈ではない。とにかく、魂が共鳴するのである。


そうなのだ。
ほんの少しの勇気と、魂が共鳴できる相手さえいれば
ミラクルは起こせる。
いくつになっても。

そんな、2月20日の超穏やかで激しい一日であった。


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