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2007/06/24(日)
マンガ喫茶の夜は更けて
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いやはや、もう散々であった。 23日、久々に横須賀の銀次で飲み会があった。 ビールだホッピーだと散々に飲んで、すっかりゴキゲンで帰途についたのはいいが、いかんいかんと思いながらもどうにも眠くてたまらない。で、気付いた時には、乗り換えなくちゃならない横浜を通り過ぎて、『仲木戸』という、聞いたこともないような駅に着いたところだった。
こりゃ、ヤバイ。と思ったが、反対側のホームにまだ人がいたので、横浜行きの電車がまだあるとわかった。慌てて横浜に引き返したはいいが、既に終電は去ったあと。改札を出るなり、駅の電気が消され、シャッターが下ろされた。
あー、やっちまった。
で、仕方なく駅を出て、とりあえずウロウロ歩き回ってみたが、とにかくどこかで始発を待つより仕方ない。 無駄に歩き回るより、どこかにじっくり腰を落ち着けよう。ていうか、仮眠しよう。と考えた。何といってもこちとら着物なのである。
とはいえどこに??というあてもなく、更にウロウロ適当に歩くうちに、マンガ喫茶を見つけた。 一人でカラオケに行くわけにもいかないし、看板を見る限り、横になれるベッドのようなものがあるようだ。しかも個室って書いてある。背に腹は変えられぬ。ということで、初めてマンガ喫茶で一夜を明けることにした。
とにかく寝かせろ。ということで、入っていったのだが、残念ながら個室は既に満室とのこと。 リクライニングできるのは、禁煙ルームのマンガの部屋だけだとか。この際、禁煙でも何でもいいから、リクライニングで。ってことで、手続き終了。
テレビで見たりして、何となくこんな感じというのはわかっていたつもりだったのだが、実際使って驚いた。
なんじゃこの妙ちきりんな空間は??
という感じである。 パーティションで簡単に区切られた狭い空間に、机(というか壁に据え付けられた板)とリクライニングシートのみ。出入り口は中途半端な大きさのすりガラス一枚。立った位置では腰から下が丸見えである。
リクライニングを倒すと、そのガラスに当たって、椅子の向きを変えるとガラスが開いて、中が丸見えになってしまう。顔を通路側に向けて寝ようもんなら、向かいの部屋の奴やら通路を通る人に丸見えである。
手足を伸ばせるわけでもなく、椅子は中途半端にしか倒れない。 始終ガタガタとうるさいし、こんなんで寝られるか!!!というのが正直なところである。
が、周りを見るとみんな器用に寝ているのだ。 しかも、こんなにクソ居心地悪い空間なのに、ほぼ満室状態である。唯一、飲み物が飲み放題なのがいいなと思ったが、どう考えても自分のうちで横になって寝た方が全然いいに決まってる。
アタシは結局1冊もマンガを読まず、しかも着物でウロウロしてるとただでさえ怪しまれるので、人がいないのを見計らってササーッとウーロン茶を取りに行くだけで、その狭い空間にじっとして、たまにロコロコなんかやったりとかして、ひたすら始発の時間を待っていたのだが、こんなところに金払ってまでやってきてマンガ読む奴の気が知れない。と思ってしまった。
5時になったら逃げるようにして出てきたが、ホント、散々な目にあったもんだ。
それにしても、朝の横浜の町は町全体がゴミ溜めのように、超汚かった。ボランティアか何かの人が、ゴミの片付けをしていたが、あんな人数じゃとても追いつかないだろう。 人間の程度が知れようというものである。
写真は、23日のコーディネート。 サマーウールはシワにならなくて助かる。特にこんな日には。
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![](/user/gumbo/img/2007_6/24.jpg) |
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