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2008/06/24(火)
精神修行の旅-3日目
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字数制限のため2日目で3日分使ってしまったが、日付無視でぶち抜きで書く。てことで3日目の22日のお話である。
さて最悪な夜から一夜明け、お互いムーッとした最悪な感じの3日目。新阪急ホテルに泊まったのだが、ここに決めた理由は朝食にバイキングが付くからだ。何せおかんは無類のバイキング好きである。ところがここのバイキングはお気に召さなかった模様。何から何まで否定しまくられ旅だ。
荷物騒動に相当ぶち切れていたアタシは、こうなったら1人で荷物持ってってやらぁ!!という気になっていた。それにより、如何に惨いことをさせようとしていたか、身をもっておかんにわからせてやるつもりだったのである。で、駅に着き、「アタシが新大阪まで荷物持っていくから、ここで待ってな」というと、「いいよっ!!アンタもいつまでも意地張るんじゃないよ!!売り言葉に買い言葉で言っただけでしょ!!」という。売ったのも買ったのもアンタでしょうに。「そうして欲しいんでしょ。親だから。アタシは子供だから当然荷物は持たさせていただきますよ。それが当然だから」と、こちらも引かない。ところが「そお?じゃあ待ってる」と。おかんよ、もう一回断れよ。そこでアッサリって、、、と、かなりヤラレタ感があったが、こうなったらアタシも意地である。クソ重たい荷物を体中に背負って新大阪まで行って帰ってきた。 このまま新幹線に乗って勝手に帰っちゃおうかと一瞬思った程腹が立ったが、姥捨て山に来たわけではないのでさすがにそれは思いとどまった。
ところが、意地で荷物を置いてきたら、何だかスッキリしてしまった。で、案外道頓堀とかは楽しく見てきたのである。怒りは激しいが通り越すと早い。これがB型の最大の特徴である。
で、文字通り食い倒れた。まず「美津の」で山芋焼き。そのまま「二度漬け禁止」の串カツを初体験。更にお好み焼き、りくろーおじさんのチーズケーキを食す。途中、なぜかおかんが回転寿司に入ろうと言い出し、入ったのだが寿司は絶対我等地元の方が旨いに決まっている。こんなものでお腹いっぱいにしたくないので私は食べなかったが、おかんはそれが気に入らない。アンタが食べないせいでアタシは無理に2皿食べたと不満タラタラ。寿司なんか帰ってから食べりゃいいだろうという進言を無視したのはアンタでしょーに。
帰りの新幹線では、「ひっぱり蛸」という駅弁を食べた。これは旨かった!で、車に乗ろうとすると、助手席が水浸し。ジムニーの入院、決定である。 家に着くと、おかんは「おつかれ」と一言仏頂面して言い残してさっさと車を降りていった。これで地獄の修行、終了である。
つーか、親孝行って何だろう。おかんはどうしたら満足する人なのか。いや、一生満足なんかしやしない。ひとつ満足したら、次の要求をしてくる。そういう人なのだ。 で、もう親孝行やーめた!ていうか、アタシのできる範囲でやりゃいいだろう。無理するからこういうことになるのだ。身の丈をわきまえないアタシが悪いのだ。 と、しみじみ思った旅であった。ところが、一日経ってこうして振り返ってみると、なんかムカつくけど結構面白かったかも。などとも思えてくる。これ、B型の所以である。
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![](/user/gumbo/img/2008_6/24.jpg) |
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