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2005/09/26(月)
敬語
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「みなさん、これが敬語ですよ」という本を読んでいる。 仕事柄、きちんと敬語が使えなくてはならない立場にあるが、正直、今でも自分の敬語が正しいのかどうかよくわからない。 たまたま本屋で見つけたので、この際、勉強しておくか。と思い買ってみたのである。 で、この本、なかなか面白くはあるのだが、残念な点がひとつ。 著者の荻野先生、他の言語学者等に対する批判が多すぎるのだ。 本の1/3は批判に費やされていると言っていい。 どこどこのなんとか氏は、このように言っているが、それは間違いである。 またどこどこの何某も、このように言っている。これも大きな間違いである。 といった具合。あまりにそのくだりが多いので、結局何が正しくて何が間違っているのか、わからなくなってしまう。 挙句の果てに、「ね、皆さん、敬語って簡単でしょう?」などといわれても、「はぁ…」としか言えない。 読んでいるうちに、だんだん、「他の学者が何を論じようが、貴方は貴方の正しいと思うことを、教えてくれればいいんじゃないのか、え、荻野さんよ。」という気分にさせられる。 他人の批判ばっかり書いているので、折角正しい敬語を教えてくれていても、何かこの人の人間の小ささばかり目について、やりきれない。 選挙演説然り、マスコミ然り。荻野氏然り。他人の批判はもういい。なんかもうそういう系は飽きた。自分の主張に自信がおありなら、他者をこき下ろさずとも、堂々と「アタシはこう考えます。」ってことだけ言ってりゃいいんじゃないのか。そういう私もこき下ろしまくりだが。
でも、まあ、その点を除いて純粋に敬語に関する部分だけ読めば、なかなか面白い本ではあるので、このまま最後まで読み進めたいと思う。
ありをりはべりいまそかり。
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