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2005/10/28(金)
旅から戻る
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25-28日と、飛騨・高山→軽井沢への旅に出ていた。 今回の目標は、高山の古い街並を着物で闊歩すること。夢は実現できたが、1人で着物着て歩いてても、たいして面白くないことがわかった。 それにしても、変わっちゃったなぁ、軽井沢。10年ぶりぐらいに行ったのだが、随分変わってしまった。聖パウロカトリック教会の目の前に、でかいショッピングビルがドカーンと建っているのにはガッカリした。その昔、高校生の頃に友達何人かと行き、たまたま見ず知らずの結婚式に遭遇して、お米を撒いたのを覚えている。あの時、確かあの教会は、木々に囲まれた閑静な場所にあったはずだ。なんであんなことしてしまうのか。アホだ。 今回、両親と行ったのだが、毎回、両親との旅では、「やっぱ1人で来ればよかった」と後悔させられる。何故なら、おかんが我侭だからである。毎回、車で移動中、運転するおとんの隣で「そっちじゃないでしょ!!」「何やってるのお父さんは!!」など、ガミガミ騒ぎたて、おとんに一喝されて、いや〜な雰囲気になる。「運転しない人間が余計な口出しするな」と私も諭すのだが、逆ギレする始末でまるで反省をしない。今回は、自ら「お母さんいつも怒られちゃうから後ろに乗る」と言ってきたので、安心していたが、おかんのうるささは隣でも後ろで同じであった。同じというより、倍増したのである。ナビをする私に向かって「あんた地図見てるのにわからないの??なんの為に地図見てんのよ」と毒づき、「そんなに偉そうに言うならお母さんが地図見なさいよ」と言うと、「ムリ!!」と言う。クソババアと思っていると、今度は「何やってんのよお父さん!!」と、また始まり、ついに「うるせえ!!黙ってろよ!!」と一喝され、ブーッとむくれる始末。またしても車内がいや〜な雰囲気に。仕舞いには、「もう遠くに来るのよそう」ときた。「なんだそりゃ。反省はないのか」と言うと、「なんでアタシが反省すんのよ。金出してるのはアタシだよ」と居直りやがった。まったく、我が親ながら呆れる程の傍若無人ぶりである。おかんは細木数子マニアなので「なんのために細木の番組かじりついて見てんのよ。」と言ってやると「別に。自分が反省するためじゃないよ」と言い放つので、「じゃーあれか。細木が色んな人にズケズケ物を言うのを見て、気持ちよくなるためか。」と言い返してやると「な〜にが。(鼻で笑う)あんた、自分が一から十まで全て正しいと思ってんじゃないよ」と、細木ばりの憎まれ口をぶっ叩いた。すかさずおとんに、「その言葉、そっくりそのまま返してやるよ」と言われ、またしてもぶーたれる。まあ、こんなことが毎回繰り返されるのである。3、4日一緒に過ごして、毎回思うことは、よくぞ30年もこのおかんと一緒に暮らしたものだ。ということである。3、4日一緒にいるだけで、ヘトヘトになってしまうのだ。 まあ、それはいいとして。軽井沢。昔、子供の頃は、おとんの会社の保養所を利用して夏休みに旅行していた。その当時に比べ、あまりに変わってしまって寂しいので、帰りに保養所の前を通ってもらうことにした。そこで思い出に浸って、少しでもこのモヤモヤを晴らそうと考えたからである。保養所は、この不景気の折、とっくに会社が手放してしまっているのだが、もしかしたら建物は残っているかもしれない。、、、が、甘かった。そこには、草ボーボーの荒地に、「売地」のたて看板があるのみであった。郷愁に浸るも何もない。なーんも無くなってしまっていたのだ。時の流れとは、そんなもんである。 関係ないが、道路に猿がいてビックリした。
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