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2006/01/29(日)
激烈中華正月
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今日は、着物仲間と中華街に行ってきた。
意図したわけではないのだが、たまたま中華街は春節(旧正月)で賑わっており、今日はパレードも開催されるということを知った。トンボ玉も仕入れたいし、春節パレードも見たいので、是非行こうということで、いそいそ出かけたわけである。
が。
春節を甘く見ていたことを思い知る。
大量の豆を撒き散らしたような、バラバラバラという爆竹の音と、時折見えるピンクの獅子舞みたいなやつがいるところ、とにかく人・人・人の渦なのである。
謝って入ってしまおうものなら、かつてない程にもみくちゃにされる。そして何度も、謝ってその中に巻き込まれてしまったのである。
交通整備も何もしていないので、とにかくどうしようもない程人間が右往左往しているのである。交差点は特に酷く、色々なところから「突進オヤジ」が突進してくる。交差点のこちら側からあちら側に渡ろうとすると、渦にまかれてわけがわからないうちに、「ペッ」と吐き出されてようやくあちら側に渡れるといった具合だ。
ヘロヘロになったので、とにかく食事にしちまおうということになった。去年は、やたらと中華街に行ったのだが、食事はことごとく失敗していた。どのレストランも大して美味くないのである。こんなことなら外で売ってる肉まんとか春巻を食った方が全然良かったと思うような、中途半端な味なのである。
でも、今日入ったところは当たりだった。もみくちゃにされて酷い目にあったが、ようやく食については報われたという感じだ。夜になると、人もすいてきたので、あちこちをゆっくり見ることができた。
そして、目的のトンボ玉を大量に仕入れて帰途に着いた。
さすがに疲れていたと見え、帰りの電車では文字通り爆睡した。
今日のコーディネートだが
血反吐を吐く思いで作ったなでしこショールを初めて着ていった。あの人ごみで、ビーズが全部取れてしまうのではないかと心配したが、なんとか大丈夫だった。
そして、T商会で買った、小豆というかココアというか、そんな感じの色の紬。同じくT商会で買った帯。それに自作の半襟と同柄の丸ぐけである。
襦袢の替袖も同柄なのだが、実はこれは大うそつき襦袢で、着物の袖から見える前後の部分は柄物の生地を使っているが、見えないところは晒でできている。右端がその証拠写真。
帰ってから、テレビで下流社会が云々というのがやっていたが、同じく下流社会で生きる私としては、持てる知恵を存分に使い、創意工夫をして生きていくしかないのである。
大うそつきはその一端だ。
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