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2006/06/04(日)
花よりもなほ
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映画を観てきた。 「花よりもなほ」である。 ポイントが溜まっていたので、無料で見れた。 無料で見れたから言うわけではないが、実際、すっごくいい映画だと思った。そもそも侍好きな私だが、ただ単に格好いいだけの侍話しは好きではない。藤沢周平の小説に出てくるような、貧乏長屋で元気なおばちゃん達に囲まれてくらす、人間臭い侍が大好きである。 この「花よりもなほ」の主役も、まさにそんな侍の1人だ。しかも剣がまるっきり遣えない、心優しい侍である。 とにかく、笑いのツボ満載で、脇役が皆個性的、宮沢りえは綺麗だし、岡田君も格好いい。終始楽しんで見ることができた。大満足である。最近、邦画ばかり見ているが、昔と違って、今は邦画が面白いと感じる。字幕を追うのに疲れたとかいうことではない。洋画は洋画で当然面白いのだが、邦画の頑張りは見逃せない。アメリカンジョークがさっぱり面白くも何ともない我々日本人には、やはり日本人にしかわからない情緒や笑いのツボというものがある。最近の邦画は、下手に背伸びをしたり奇を衒ったりすることもなく、そのあたりを素直に表現しているように思う。
ランキングだが 1. ザ有頂天ホテル 2. 花よりもなほ 3.ヨコハマメリー4.単騎、千里を走る 同率5. に博士の愛した数式 明日の記憶 としておこう。
ところで、今日のアタシは忙しかった。 映画を観たあと、車のライトが切れてしまっていたので、そのままイエローハットへ。ライトの交換中に、旅行会社に行き、GWの代休に行く京都・大阪旅行の手続きをし、再びイエローハットに戻った。とはいえ、全て同じショッピングモール内にあるので、別に色んなところを行ったりきたりしたわけではない。 この後が大変だった。
駐車場を出ようとしたところで、駐車券を用意しておくのを忘れていたことに気付いた。慌てて探すが見つからない。その間、出待ちの車で渋滞に。焦る私。どう探しても見つからないので、仕方なく「駐車券紛失」というボタンを押すと、2400円と表示された。ウソだろ〜っっと思いつつ、焦りながらとにかくお金を投入し、駐車場を出たものの、どうにも納得がいかない。 折角映画がタダで見られたというのに、2400円も無駄に払わされたんじゃ、ボロ損である。もしかしたら、映画館でおねーさんがアタシに券を渡し忘れたのではないかという疑いが出てきた。 実家に戻ってから落ち着いて探してみるが、やはり見つからない。 仕方がないので、映画館に電話し、駐車券の忘れ物がなかったか聞いてみた。マネージャーが出てきたが、今日は渡し忘れはなかったという。そうか〜とガックリ落ち込む私。が、そのマネージャーは親切に、インフォメーションセンターに言えば、払い戻ししてくれるし、私からもそう伝えておく。と言ってくれ、連絡先を教えてくれた。 自宅に帰り、近所のスーパーで買い物をしたが、スーパーのメンバーズカードを探していると、なんと、そこに駐車券が。。。。 青くなる私。 教えてもらったインフォメーションセンターに電話し、素直に事の経緯を語ったところ、払い戻し対応してくれるとのこと。ようやくホッとしたのであった。
それにしても、こちらの不注意が原因なだけに、金は返さぬと言われても仕方がないと半ば諦めていたが、快く対応しますと言われて、心底嬉しくなった。 サービス業のなんたるか、を教えられた一日であった。
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