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2008/04/06(日)
春のお浚い会
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快晴ーーー!!!
って感じの朝、最悪の目覚め。
今日はいよいよ小唄のお浚い会の日である。 お浚い会ってのは要するにピアノの発表会みたいなもんで そこは小唄だけにホテルの宴会場などでやったりするのだが アタシとしては、小唄の師匠方の前でのデビューだったりするので、緊張するなという方がおかしい。
で、前日は準備やら何やらで寝るのが遅くなってしまい、ギリギリまで寝ようと目覚ましをかけておいたのだが、おかんからの「電話したー?」という無神経極まる電話で起こされた。
「してないからっ!!」と電話を切り、朝っぱらから何だっ!!と憤懣やる方ない思いではあったが、まあまあ、仕方なかろうと、再度寝ようとした。
、、、と、まさに寝入りばな、再び電話。 一体なんだっていうのかっ!!!! と思いつつ出てみると 今度は父ちゃんから「電話したか?」
・・・・・しねえっつーの(-_-;)
完全にブチ切れつつ「してないからっっ」というと、「なんだよ。母ちゃんが、電話がかかってきてたみたいだけど、きっと××ちゃん(ワシ)だから、電話してみろっていうから。しょうがねえなあ」と。
母ちゃんよ、一体何考えてるのか。 そもそも昔から、おかんはこうである。 今日はとっても大事な日で、朝から神経ピリピリ。みたいな日に限って、人をキレさす名人だ。
おかげで一気に血圧が上がり、肩こりが酷くなって三味線どころではなくなった。
さすがに、「寝てられるかーーーーっっっ!!!!」となって、起きてしまったはいいが、怒りのぶつけようがない。
そんな感じで、今日一日は始まったのである。
で、アワアワと支度をして、会場に着くや、落ち着く暇もなくいきなり出番。
誰も酒の一滴も飲まないうちから、アタシの出番はやってきてしまったのだった。 先に酒やら料理やら出てからやるのかと思っていたが、大きな見込み違い。
アワワワワワワ・・・・・となったが、もう遅い。 完全に手が震えてしまったのだが、こうなったら破れかぶれだと、とりあえず勢いよく唄ってみた。 弾き唄いも無茶苦茶ながら強引に最後まで唄う。
よっしゃ、終わった!! と、思ったら、意外にも、堂々として大したもんだとお褒めの言葉を戴いた。ま、皆さんものすごく寛大な目でもって見てくれたに違いないけど。
ところが、異常に緊張してたアタシだったのだが、終わってみて、実はそんなに緊張する必要のない、案外ゆる〜い感じの会であることがわかった。
アタシはトップバッターだから、この会がどんな感じなのかさっぱりわからず、ただただ緊張しまくりだったのだが、このぐらいのゆるさで良かったのなら、緊張なんかするんじゃなかったと若干後悔した。
しかし、死ぬ程練習したにも関わらず、やはり緊張には勝てないのだった。いやいや、緊張するってことは稽古が足りないということなのか。とにかく、まだまだなのである。
それにしても、今日の会は面白かった。 このアタシが最年少という、非情に平均年齢の高い集まりなのだが、とにかく、皆さんインテリである。
粋な江戸の旦那衆は、健在だったのだなあと、変なところで関心してしまった。 唄の意味などを教えていただき、ますます小唄が面白くなった。 お料理も美味しかったし、お酒もガブ飲みしたし、江ノ電から見る海は綺麗だったし、無茶苦茶ながらお褒めの言葉をいただいたりで、とりあえず、今日は充実して楽しい一日であったと言えよう。
あー、それにしても、小唄の人々。。。。 面白いなぁ。
写真は、今日のコーディネートと、アタシの師匠と大師匠。
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![](/user/gumbo/img/2008_4/6.jpg) |
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