独りごちる。
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2010/04/29(木) 案外
やれちゃうもんである。

自分には絶対に結婚生活など務まらないと思っていたのだが
案外、やれちゃってるのだ。

問題は料理だったが、最初の方こそ何もできなくて困ったものの
休みの日に作り溜めしたことで、なんとか平日も回せるようになった。

で、料理なども苦になるかと思ったが
幸い、興味を持ったので、かなり楽しい。

これまで、テキトーに生きてきたのだが
真面目に生活してる。
という感がある。

真面目に生活するのは、結構新鮮で楽しかったりするのである。

2010/04/25(日) 敷金戻る。
昨日はアパートの引渡し日。
契約時、退出の際は壁の張替え、畳の交換、ハウスクリーニング代を負担。となっていた、とのことで、結局戻ってくるのは3万ちょっと、ということになった。

ガッカリだったが、まー、仕方がない。
ということで、素直に従い、無事、引渡し終了。

そのまま、思い出の「あらすか食堂」へ行き、チキンライスを食した後、ユニディであれこれ買い物し、そしてニコ食へ。
こうして、これで本当に平塚での43年間の生活を終了した
わけである。

で、今日は、掃除やら洗濯やら、料理やらして過ごしたのだが
買い物から帰って、さて、料理を始めるか。というところへ、不動産屋から電話が。

もしや、新たな修繕箇所が見つかり、更に敷金から引かれるのか
と思ったら、思いがけないことに、我々が帰った後、不動産屋が大家に、「長年住んでくれたし、特に痛んでるところもないので、どうだろう。ここはひとつ、敷金を全額お返ししては。」と、掛け合ってくれ、大家も了承してくれたとのこと。

ということで、実にラッキーなことに、敷金は全額戻ることになったのである。

うーん。。。。

世知辛い世の中、こんな話もあるものなんだなあと
嬉しいと共に、驚くばかりである。

とにかく、良かった。

2010/04/21(水) 6年。
己のバタバタで、忘れるところであった。

ごめんね、ノエル。

アタシは、結婚して
もう1人ぼっちじゃないよ。

2010/04/20(火) サラバ、平塚。
土曜日に引越しが済み、今日は休みを取って、異動届やら免許やら諸手続きを済ませた。

43年目にして、平塚市民ではなくなったのである。
免許書の裏に、新しい住所と名前が刻まれた。

手続き中、新姓で呼ばれても未だピンと来ないが
まあ、そのうち慣れるだろう。

ずっとバタバタしていたが、これでどうにか、ようやく落ち着く模様。

とにかく、転入届けも済ませて、免許書も書き換え、なんとなく、これでようやく市民権を得たような気持ちである。

で。
何度目なのかもうよくわからんが
新たな人生、スタート。

つーことで。


写真は、平塚のアパートから見る風景及びガランとした部屋におけるワシと相方。

2010/04/15(木) 今宵
このアパートで過ごす最後の夜である。

何だかんだで10年も住んでしまった。

思い返せば
隣の奥さんの発狂騒動、斜め下の夫妻の殺人未遂事件、婦女暴行犯に関する刑事の聞き込みなど、ここに住んでいる間にも、色んなことがあった。

・・・どんなアパートだ。

そしてアタシ個人にも、色んなことがあったのだ。
そもそも、ここに引っ越してきたのは
別れ、失業、病気と、人生最悪の暗黒時代真っ只中であった。

そしてその後。
ボクシングにはまったり、着物にはまったり、小唄を始めたり
何だかんだとバタバタしてる間にアッという間に10年経った。

独りで泣いた夜もあり。

思い返せば全くキリが無いが
実際のところ、年のせいかあまり細かくは覚えていない。

いずれにしても
今宵、最後。

そしてアタシは43年目にして、平塚を出るのである。


入るときは1人。出るときは、2人。

2010/04/12(月) 気付けば
ワシは人妻である。

あまりにも長いこと無縁であり、つい最近まで同様に無縁だと
思っていたので、全く実感が沸かない。

しかも、入籍するなり引越し準備に追われ
正直、それどころではない日々である。

が。
今日、家具屋に行って、ポイントカードを作ることになり
登録用紙に名前を書いたときに
「おお。。」と実感。

更に、既婚 未婚 に○をつけるときに
「既婚に○するときが、やってくるとは・・・」と
1人、感慨深くなってみたのだった。

当分バタバタ続きとなりそうだが
時々、このように、じわりと幸せが味わえれば満足なのである。

2010/04/07(水) 独身最後の夜。
まさかと思うが、明日、結婚。

本日、独身最後の夜である。

で、ここまで43年も引っ張った割には
いざ、そのときを迎えてみると
意外にも、感慨もなければ、後悔もなし。

要するに

やりきった。

もう、独身は充分。
堪能し尽すだけ、し尽くした。

そんなわけで、周囲の盛り上がりとは裏腹に
実に、気負いゼロな、自分としては自然の流れで結婚に至る
という感じなのだ。

自分的には、理想的な結婚である。

ということで、独身よ、サラバ。


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