独りごちる。
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2008/06/30(月) タバコよサラバ
一度はタスポを作ろうと、資料を貰ってきたアタシだが、写真を撮らなきゃならないのが面倒くさいので、この際、禁煙するかと考えるともなしに考えていた。

ところが、思いがけず背中を押してくれる人がいたので、こうなったら思い切って禁煙することにしたのだ。

7月からと決めたので、今日が喫煙最終日。
最終日には、長年ご愛用だったカエルの灰皿を割ろうと決めていた。

仕事帰りに、早速ニコレットを購入。
やはり、何らかにおすがりしないことには、本当に辞められるという気がしないので、ここは素直にニコレッターになることにした。

本日中に吸い切れそうにない本数が余ってしまったので、ちょっとずつ全部吸いきって、いよいよ、カエルを割る儀式を開始する。

まず、ヤニだらけのカエルを綺麗に洗う。これは長年頑張ってくれたカエルへの礼儀である。

で、トンカチを探したのだが、無い。
そーいや車の中にあったっけ。と思い出して、無事、トンカチを発見。

綺麗に洗ったカエルをタオルで包み、エイッとトンカチで叩くと、ゴン!!と鈍い音がした。が、割れない。単純に台に何かを叩きつけたような音がしただけだったのだ。

仕方がないので、手で持って、エイッと叩いた。今度は割れた感触があったので、そーっとタオルを開いてみると、なんと片目が取れただけであった。

再び、更に力を入れて、エイッ!!と叩くと、今度は確実に割れた感触を得た。裏側からも、エイッ!!と叩く。これで、身も蓋も割れて、カエルの灰皿は使い物にならなくなった。

カエルよ、すまん。と、思いながら、明日からの禁煙生活に対し、決意を新たにするのだった。

2008/06/29(日) 作ってみた。
折角買ったデジカメが裸のままだとすぐ傷がついてしまう。さりとてオプションのケースなど買う気も無い。
ってことで、作っちゃった。

なんかかわいいのでついでにPSP ケースも作ってみた。
何故か先日来、PSP ケースが行方不明だからである。

これで両方とも無駄に傷つかずに済む。
久しぶりにミシンを使ったのだが、白い糸が切れていたので赤い糸で縫ってしまった。
白い糸、今度買っておこう。

2008/06/28(土) 試し撮り。
今日は、小唄の稽古をしたり、テレビを見たり、昨日届いたデジカメの付属ソフトをインストールしたりと、一日中家でのんびり過ごした。

で、夕飯はお姉ちゃんちに呼ばれて、ピザをご馳走になった。
折角なのでカメラを持っていき、お姉ちゃんちのネコの「しらす」と、ピザを撮ってみた。

蛍光灯の下、フラッシュ無しでこれだけ撮れれば上等!と、満足したのだった。

2008/06/27(金) 湯河原温泉プチ旅
20日〜22日の涙の京都-大阪旅行後、23日はお疲れ休み、24、25日は仕事に行き、26、27日と会社の子と湯河原に温泉旅行に行ってきた。

旅行とはいえ電車で30分程のプチ旅である。

いや〜〜〜、楽しかった!!

14時過ぎの電車に乗り、到着後ひといきついてからお風呂へ。
アイスを食べたりビールを飲んだりしながらまったりして夕食。
散々喋って再び風呂。更に散々喋り、布団に入ってからも喋って就寝。

よく朝、朝食バイキングを堪能して部屋で散々喋る。
喋りすぎて風呂に入ろうとしたがあと15分程で清掃が始まるとのこと。大慌てで風呂に入る。でも充分温まった。

チェックアウトは12時とこれまたのんびり。
湯河原駅周辺のお土産物屋さんなどを物色し、また電車でユラユラと帰ってきた。

なんかのんびりまったりして、とにかく楽しいプチ旅だった。
京都旅行の疲れがやっと取れた感じである。
やっぱ、こうでなくっちゃねえ〜。と、思うのだった。

で、家に着いたら、デジカメが届いた。
京都旅行で故障が判明した旧デジカメの代わりに新たに購入したものである。
ジムニーの修理が5000円以下で済んだので、浮いたお金で買ってみたのだ。
これまでのものと比べ、格段に高性能なのでビックリした。
夜景とかかなり綺麗に撮れる。

写真は、湯河原駅でお出迎えしてくれた、かわいいっていうより若干不気味なタヌキ。それと新しく買ったデジカメ。このデジカメで撮った写真は、また次の機会に。

2008/06/25(水) ホントは23日のお疲れ休み。
ということで、ホントにホントのお疲れ休みである。
まずは、ジムニーを工場に持って行った。帰りの足がないので、おとんの車と二台で行き、帰りに乗せてもらって帰ってきた。
その道すがら、今回の旅の辛さをおとんに聞いてもらった。

だが、何だかおとんに語っているうちに、ものすごーく自分が悪いような気がしてきてしまった。いつもそうである。どう考えても喧嘩の原因などはおかんが悪いのだが、後々嫌な思いをするのはアタシなのだ。現に、お姉ちゃんが言うには、おかんは「とっても楽しかった!」と言っていたとか。ホントかよ。

なんかそういうことを聞くと、とっても悪いことしたような気になってしまうのである。
でも〜〜〜〜
やっぱ、次は1人で行くわ。

さてこうして振り返ってみると、全く辛い旅だったが、よくよく考えると楽しかったこともあるわけで。。
特に、帰ってきてからお土産を開けてみて、そう思った。

で、折角なので土産物の数々を載せておこうと思う。
まず左から弘法市で買った招き猫のブローチ。これは羽織の背中、紋の入るところにつけると可愛くてオシャレだ。次は風呂敷、ハンカチ、手ぬぐい、お香。いずれも祇園で購入。で、次は扇子に着物用ショルダーバッグ。このバッグは以前も弘法市で同じような古着物から作ったバッグを買ったのだが、同じお店を見つけたので、買ったものである。翁の模様のがそれである。その次は古着の襦袢から作ったブローチに根付の数々。

と、このように土産は死ぬ程買った。やっぱ楽しかったのかな〜。いやいやいや、辛かった。でも、いいこともあった。
ってことにしておこう。

2008/06/24(火) 精神修行の旅-3日目
字数制限のため2日目で3日分使ってしまったが、日付無視でぶち抜きで書く。てことで3日目の22日のお話である。

さて最悪な夜から一夜明け、お互いムーッとした最悪な感じの3日目。新阪急ホテルに泊まったのだが、ここに決めた理由は朝食にバイキングが付くからだ。何せおかんは無類のバイキング好きである。ところがここのバイキングはお気に召さなかった模様。何から何まで否定しまくられ旅だ。

荷物騒動に相当ぶち切れていたアタシは、こうなったら1人で荷物持ってってやらぁ!!という気になっていた。それにより、如何に惨いことをさせようとしていたか、身をもっておかんにわからせてやるつもりだったのである。で、駅に着き、「アタシが新大阪まで荷物持っていくから、ここで待ってな」というと、「いいよっ!!アンタもいつまでも意地張るんじゃないよ!!売り言葉に買い言葉で言っただけでしょ!!」という。売ったのも買ったのもアンタでしょうに。「そうして欲しいんでしょ。親だから。アタシは子供だから当然荷物は持たさせていただきますよ。それが当然だから」と、こちらも引かない。ところが「そお?じゃあ待ってる」と。おかんよ、もう一回断れよ。そこでアッサリって、、、と、かなりヤラレタ感があったが、こうなったらアタシも意地である。クソ重たい荷物を体中に背負って新大阪まで行って帰ってきた。
このまま新幹線に乗って勝手に帰っちゃおうかと一瞬思った程腹が立ったが、姥捨て山に来たわけではないのでさすがにそれは思いとどまった。

ところが、意地で荷物を置いてきたら、何だかスッキリしてしまった。で、案外道頓堀とかは楽しく見てきたのである。怒りは激しいが通り越すと早い。これがB型の最大の特徴である。

で、文字通り食い倒れた。まず「美津の」で山芋焼き。そのまま「二度漬け禁止」の串カツを初体験。更にお好み焼き、りくろーおじさんのチーズケーキを食す。途中、なぜかおかんが回転寿司に入ろうと言い出し、入ったのだが寿司は絶対我等地元の方が旨いに決まっている。こんなものでお腹いっぱいにしたくないので私は食べなかったが、おかんはそれが気に入らない。アンタが食べないせいでアタシは無理に2皿食べたと不満タラタラ。寿司なんか帰ってから食べりゃいいだろうという進言を無視したのはアンタでしょーに。

帰りの新幹線では、「ひっぱり蛸」という駅弁を食べた。これは旨かった!で、車に乗ろうとすると、助手席が水浸し。ジムニーの入院、決定である。
家に着くと、おかんは「おつかれ」と一言仏頂面して言い残してさっさと車を降りていった。これで地獄の修行、終了である。

つーか、親孝行って何だろう。おかんはどうしたら満足する人なのか。いや、一生満足なんかしやしない。ひとつ満足したら、次の要求をしてくる。そういう人なのだ。
で、もう親孝行やーめた!ていうか、アタシのできる範囲でやりゃいいだろう。無理するからこういうことになるのだ。身の丈をわきまえないアタシが悪いのだ。
と、しみじみ思った旅であった。ところが、一日経ってこうして振り返ってみると、なんかムカつくけど結構面白かったかも。などとも思えてくる。これ、B型の所以である。

2008/06/23(月) 精神修行の旅-2日目その3
さすがにブチ切れた。
「はぁ!?そんなの無理に決まってるよね?」と言うと、「あー、そうだね。ちょっと荷物持ってもらうってだけでも、断られたもんね!!」という。マジで、絞め殺そうかと思った。
さすがに絶句したが、「お母さん、アタシはそんなにいい子じゃないよ」と言うと、「そうだね。今度のことでよくわかった。」という。

アンタ、どんだけ横暴なこと言ってるのか、わかってんのか!?と、呆れてしまってただ唖然である。
「だって、アタシだって持ってあげたいのはやまやまだけど、疲れちゃって無理だよ。」というと、「だけどアンタ、親だよ!親の荷物を持つのは当然だろうよ」という。
こんなときに、「親」か。

「じゃー、何でコロコロ持ってこなかったのよ。こういうときのために、あげたんでしょうよ」というと、「今更そんなこと言われたって知らないよ。過ぎたこと言ってもしょうがないでしょ!!アタシは自分より年配の人と旅行するときは、荷物を持ってあげるよ。それをアンタは思いやりのない。アンタだけは素直でいい子だと思ってたのに!まー、アレだね。疲れてるんだからしょうがないよね!よーくわかったよ。こういう疲れるような旅はしないことだね。こういう旅に、付いてきちゃいけないんだね」と、旅まで否定である。

正直、おかんとの二人旅は必ずこういう事になるのがわかっていたので、全く気が進まなかった。今回も1人で来ようと思っていたのだ。ところが、「お父さんは6月はスケジュールがいっぱいなのに、アタシは何もない」とか「アンタが夏休みだっていうから、友達との草津の予定を断っちゃった」←まだ誘ってもないのに。とか、「どうしても食い倒れが見てみたいなぁ」とか言うので、仏心を起こして仕方なく誘ったものである。
なのに、全否定。

さすがに怒り爆発したが、ここはぐっと堪えた。
ところが、だ。

ようやく寝たと思ったら、寝言のふりして「あー楽しかったねえ」とか「親だって、いつまでも生きちゃいないよ。生きたってあと何年かわかりゃしないよ」などと、聞こえよがしにずーっと言い続けているのである。

もー無理。おかんのこういう態度に、さすがに限界がきた。
お姉ちゃんにメールで怒りを訴え続ける。それでも納まらず、寝言のふりの愚痴につきあってもいられないので、真夜中、ホテルを飛び出した。

コンタクトが無いので、周りはすべてぼんやりした世界である。
それでもとにかく怒りを静めねばと、ガンガン知らない道を歩きまわった。途中、ホームレスのねぐらとなっているガード下を歩いたり、ヤバそうな若造がたむろしている繁華街を歩いたりしているうちに、完全に迷子になった。とにかく見えないのである。

もー、どうにでもなりやがれ!!どうしようもなくなったらタクシーにでも乗って帰ろっと。などと思っていると、上手い事一周してホテルに戻ってこれた。

で、部屋に入るとおかんがアタシのベッドの上に座っているではないか。「なんだ起きてたの」というと、「心配するじゃないよ!!何してきたのこんな夜中に!!」と、鬼のような形相で言う。「わけのわかんない寝言聞いてられないから、頭冷やしてきたんだよ」というと、「アンタ、男に会ってきたんじゃないの??」という。
アホか。あんまりバカバカしいので「バカらしい。もううんざり。」と言って、さっさと寝てしまった。

ということで、最悪なうちに二日目は終了。
おかんを誘ったこと、つまらん仏心を起こしたこと、そんな力もないくせに、親孝行しようなどと思ったことを最高に後悔した一日であった。

で、夜道を彷徨いながら
アタシは、おかんが死ぬときに、自分が後悔しないようにという、ただそれだけの為に今まで親孝行してきたのだが、考えてみりゃこっちが先に死ぬってことも充分あり得るよな。そうなったとき、おかんはどう思うのだろうか。そしてアタシは後悔しないのだろうか。と、ふとそんなことを思ったのだった。

そう考えると、贖罪のごとく親孝行するよりも、アタシはアタシの人生を楽しく生きた方が良いんではないか、と思えてくるのだった。
だって、おかんにはいくら親孝行しても、全然し足りない。というよりも、常に、更に上を望んでくるので、いくら孝行しても、結局自分の力の無さを思い知らされるだけなのだ。
もー無理。って思った。そんな夜である。

写真は、弘法市で突然現れた坊さんの行列。祇園のお昼。こいしのパフェ。梅田駅地下で食べた夕飯のお好み焼き。

2008/06/22(日) 精神修行の旅-2日目その2
で、早めに大阪に移動することに。
すると、「ちょっとさ、この荷物、アンタのそのコロコロの上に載らない?」と言い出した。出た。早速出ちゃった。
まー、おかんも年だし、アタシがこんなに疲れてるのに、おかんの疲れはその倍だろうと、荷物を持つことにしたのだが、これが重い。コロコロでスムーズに移動していたアタシだが、そのコロコロがズッシリ重くなり、ゴロゴロ状態になってしまったのだ。

ゴロゴロを引きずって歩いたが、さすがに限界がきた。
「お母さん、これ重いよ」というと、「じゃあいいよ、自分で持つよ」と、素直に持ってくれた。ところが、後になって、これは全然素直な行動ではないことが判明する。

ホテルは梅田駅の近く。というか阪急梅田駅の駅ビル内だ。
翌日の行動は、すべて御堂筋線沿いである。なので、まずは新大阪駅に荷物を置きにいき、そのままなんばなどで遊んで、帰りはホテルに寄らず、まっすぐ新大阪に帰れるようにしようと提案した。

しかしながらおかんはこれに反対。ホテルに荷物を置いておけるんだから、わざわざ新大阪に持っていかなくてもいいじゃん!という。おかんよ、よく考えろよ。猛烈に疲れていることを想像してよ。なんばで遊んで、そのまま新幹線のあるところまで行けた方が良かろう?わざわざ一旦降りて、ホテルまで歩いて、荷物持ってから新大阪に行くの面倒でしょう?と、説得しても、まるで聞かず。

「だって、ここ大阪でしょう??大阪で遊んで大阪から新幹線乗るんでしょう??」とわけのわからないことを言い出す始末。
「全部大阪なんだけど。」と言うのだが、さっぱり通じず。
仕方ないので、「例えばだよ、横浜で遊んで、平塚に帰ってくるとするじゃん。で、荷物が辻堂の駅からちょっと離れたところにあるとするでしょ。先に平塚に荷物を置いて、横浜で遊んで、平塚にそのまま帰ってきた方が、楽だよね?すごーく疲れてるんだよ?」と説明すると、ようやく理解した。おかんは、御堂筋線というのは、道路であり電車だとは思っていなかったとのこと。
新大阪→なんばは、歩いていける距離だと思っていたのだそうだ。

このように、いちいち全て説明をしなければ話しが通じず、しかも聞こえないので猛烈に疲れるのである。

で、理解したところで何を言い出すかと思ったら、「じゃあ、アタシはここで待ってるから、アンタ荷物持って行って帰ってきてよ」と。

なるべくおかんに負担をかけないようにと考えた上での提案だったのだが、それを1人でやってこいという。
アタシはコロコロに土産、更にショルダーバッグ。おかんはデカイバッグにプラスしてごっそり土産。これを全てアタシ1人で新大阪まで運び、梅田に戻って来いというのである。
鬼か!!

→更に続く

2008/06/21(土) 精神修行の旅-2日目
二日目の予定は、まず毎月21日に開かれる東寺の弘法市に行く。で、祇園でお買い物などして、大阪に移動。というものである。
前日の夜まで京都大阪に大雨洪水警報が出されていたのだが、この日は薄日も射す天気に。てことで、暑い。

弘法市は、前日の天気もあってか、前回に来たときより店の数が少なかった。それでも充分な程たくさんの店が出ていた。
お目当ての揚げ餅屋が無いのが残念だったが、まー良しとする。

前回は、古着物屋を漁りまくったものだが、さすがにもう着物はいらない。捨てるほどあるからである。

早速見回っていると、おかんがトイレに行きたいという。
途中ショートカットして、とりあえずトイレへ。
ところが、出てくると「じゃあ帰ろうか」という。
まだ来たばかりである。
おかんは、暑いのが苦手なので、とにかく面倒くさくなったらしい。それにしても、来たばかりでそりゃ無いだろうということで、なだめすかしてなんとかまた元のコースへ。
ホント、ほとほと困り果てた人だ。

とりあえず買うものは買ったので、なんかつまんなそうなおかんを連れて、祇園へ。ここで、過去に二度逃してしまった祇園こいしの黒蜜抹茶パフェを食べる。三度目の正直ということで、これは大満足。おかんも満足したようだ。

その後もブラブラするが、おかんはやたらと、もう帰ろうか。とかもう大阪に行こうよ。という。疲れてしまったのはわかるが、まったく旅気分をそがれることこの上なし。
京都に来ても、京都らしい食べ物を食べていないので、昼はじゃこ飯や豆腐料理のセットを食べた。これはおかんも満足した模様。よく考えると食べ物に関しては満足してるようなのだが、それ以外は全く興味なさそうである。まー、いいけど。

→次へ続く。

2008/06/20(金) 精神修行の旅-1日目
さて。
1年越しに取った待望の夏休み。京都-大阪旅行であるが、予想をはるかに上回る、精神修行の旅となった。

そもそも、だ。
人間形成が中途半端な私ごときが、親孝行しようなどと考えるのが大間違いなのである。
と、いうことを、痛感させられる旅となった。

まずは、遡って一日目から振り返ってみよう。
車で実家に迎えに行くと、母ちゃんが何やら重そーな荷物を背負って出てきた。アタシは母ちゃんに、コロコロ付の旅行鞄をあげている。当然それを持ってくるかと思いきや、よっこらしょとデカイ鞄を背負っているではないか。既に嫌な予感が。この予感は後ほど的中するのである。

嫌な予感がしつつも、駅へ。予定より大分早く着いた。
丁度始発があったので、早速乗り込んでベラベラ喋っていたのだが、ふと気付くと何故か上り方面へ出発。いきなり電車を間違え、相当早く着いたくせに新幹線に乗り遅れる羽目になった。こんな間違いは、通常有り得ないことだが、何故かこのときは思いっきり間違えてしまったのだ。
この旅の今後を予感させるような嫌〜な予兆である。

まー、前回も乗り遅れたし。ということで、こだまの自由席に乗って、のんびり京都へ。早速車内で鯛めしを貪った。鯛めしはいつ食っても旨い。これでようやく落ち着きを取り戻す。

無事京都に着き、ホテルに荷物を置いて、まずは宇治へ。以前も行った三室戸の紫陽花を、おかんに見せてあげるつもりである。

三室戸の紫陽花は、丁度満開で、すごく綺麗だった。
が、何故か紫陽花などろくすっぽ見ずに、おかんはどんどん歩いて行ってしまう。「ねー、もっとゆっくり見ようよ〜」と言うのだが、聞く耳持たず。というより、この旅でわかったのだが、おかんの耳は相当遠くなっているのだった。

話しかけてもまるで無視か、もしくはまるっきりトンチンカンな答えが返ってくることがほとんどで、終始、アタシは独り言を喋ってるような状態になっていたのだった。

親との旅は、親の老いを思い知らされる時間であり、ひいては己の罪と向き合う時間でもあるのだ。

で、出口を出てから、なぜどんどん行ってしまったかがわかった。出口のところに出店があり、前回来たとき、そこでグリーンティーを飲んだらものすごく旨かった、ということを、行きがけに話していたのだが、それが目当てだったらしい。
というのも、三室戸のてっぺんは、ものすごく蒸し暑くて、おかんは暑いのが殊更苦手なので、紫陽花などどうでもいいからとにかくグリーンティーが飲みたかったらしいのである。
情緒も何もあったものではない。

花好きのおかんに、大量の紫陽花を見せてあげたいという、アタシの思いは無残にも打ち砕かれたのだ。グリーンティーに。

宇治駅周辺に戻ってきて、甘味処で抹茶パフェを食べた。これは最高に美味しかった。
で、京都に戻り、錦市場や祇園を見物。
夕飯は先斗町でお好み焼きを食べた。

ホテルに戻ると、おかんはすぐにシャワーを浴びたが、アタシは前日に調べた銭湯に行こうと決めていた。
ところが猛烈に疲れてしまっていたので、今回もタワー銭湯に行くことにした。

出掛けてる間中、大した雨にも降られなかったのだが、夜になるとかなりの降り。京都タワーは法華クラブのすぐ横なので、まー気にすることもないと思っていたのだが、なんと20時半で終了ということで、既に閉まっていた。

折角だからと腹を括り、テクテク歩いて白山湯という銭湯を目指すことにした。ところが、地図をプリントアウトしてきたものの、すっかりタワー銭湯に入るつもりで出てきたので、肝心な地図は置いてきてしまった。
で、おぼろげな記憶を頼りにとりあえずの場所を目指す。
なんかわけのわからん住宅地をウロウロしているうちに、いきなり目の前に出てきた。

で、銭湯体験。
タワー銭湯が750円なのに比べて、ここは390円と格段に安い。ところが施設は充実している。お風呂もいっぱいあるのである。

銭湯は地元の人でいっぱいだった。さすが銭湯天国。
初心者のアタシは、少々ビビリながらもとりあえず場所を見つけて体を洗い始めた。すると、オバサンがやってきて、「これ、アタシのやから、ごめんね。これが銭湯のやから、これ使ってね。使い終わったらあそこに戻してね」と、教えてくれた。なんと、My椅子&My洗面器だったのである。実に紛らわしいが、親切に教えてくれたので、オバサンの言いつけに従った。

以前にも、タワー銭湯で見たおばあさんの、丁寧な体の洗いっぷりに感嘆したのだが、観察していると、皆一様に、洗い方が実に丁寧である。で、体を洗い終わると椅子や桶まで丁寧に洗う。さすが銭湯天国。皆、洗い方を心得ているのであった。で、それに倣ってアタシも全部丁寧に洗うことを心がけた。

一日目からかなり疲れたが、銭湯のお陰でこの日は気持ちよく終わった。
・・・・はずだったのだが、ホテルに戻ると荷物整理をしていたおかんが、「ねー、この荷物、アンタの鞄に入らない?」と言い出した。出た。やはり出た。既に色々土産を買い込んでいたおかん。
早速荷物に困り始めたのだ。
だから、何故コロコロを使わなかったのだぁああああ!!!!と思ったアタシは、「無理。入らない」と心を鬼にして答えた。
一日目から荷物持ちにされたら、この先どうなるかわかったものではないからである。とりあえず諦めたかに見えたおかんだが、全く諦めていなかったことが翌日判明する。

写真は、三室戸の紫陽花、抹茶パフェ、錦市場の情緒ある風景、それに白山湯。

6月絵日記の続き


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