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2017/07/01(土)
20170701
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■『うたらば』第109回「喜」に1首、 ○春キャベツにすとんと包丁挿し入れてその空白まで嬉しい四月 ■『うたらば』第112回「揺」に1首、 ○長い長い長い汽笛を聞いている海辺の町に干物は揺れて ■『短歌』6月号「角川歌壇」に1首、 ○今朝脱いだ靴下ずっとそこにあり一人暮らしの部屋はひとりだ という歌を採っていただきました。 ここのところ、まったく歌が詠めなくて かなり落ち込んでいたのだけれど、何とか脱した気がする。 それにしても春キャベツの歌が多い。
少し前のことなのですが、 初めて短歌のイベントに参加してきました。 新幹線に飛び乗って。 イベント後、憧れの歌人である木下龍也さんと 少しお話しさせていただき、 ちゃっかりサインまでいただいてしまいスキップで帰宅。 ついでに自慢してしまうと、 彼にオムレツの歌を採ってもらえたので、 ちょっと泣くかと思った。本気で。 私は短歌のひとに「桃ちゃん」だの「オムレツのひと」だの 食べ物の名前で呼ばれることが多くて、 それは食べ物の歌ばかり詠んでいるからかもしれない。 二十世紀梨とか青りんごとかロールキャベツとかパスタとか たまごサンドとかとんがりコーンとか豆腐とか枇杷とか グラタンとかオムレットとか春キャベツとかとかとか。 これからはもっとシュッとした歌を詠む、目標。
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