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2019/05/02(木)
20190502
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車窓から見えるいつものアパートの扉の張り紙今日も読めない (日経新聞「日経歌壇」2019/1/5 穂村弘選)
猫様は神様よりも偉いのでモンプチ供えて柏手を打つ (「月刊うたらば」2019/1月号 田中ましろ選)
夜行バス降りれば冬という事実まず鼻にきてそれから寒い (日経新聞「日経歌壇」2019/1/19 穂村弘選)
毒林檎に歯形をつける仕事なら任せてください子年(ねずみどし)なんで (ダ・ヴィンチ「短歌ください」2019/3月号 穂村弘選)
なんかもう死にたいなあと言ったひとが猫が待つから帰ると笑う (「NHK短歌」(家)佳作 2019/3月号 東直子選)
曾祖父の髪は見事な銀色で雪原をゆくキツネの気持ち (「月刊うたらば」2019/2月号 田中ましろ選)
わたくしが選ばぬやうな顔文字の届きてふいに手のひらに春 (第百四十回明治記念綜合短歌大会 佳作)
前乗りか後ろ乗りかもわからないバスがだんだん近づいてくる (日経新聞「日経歌壇」2019/3/30 穂村弘選)
手のなかに小鳥を一羽抱いている仕草で電球替えるおとうと (「NHK短歌」(鳥)佳作 2019/5月号 東直子選)
以上、掲載していただきました。ありがとうございます。
■『短歌ください 双子でも片方は泣く夜もある篇』に わたしの短歌も6首載せていただきました。 ありがとうございます。うれしいです。家宝にする。 取れかけのつけまつ毛のまま浴槽に沈むと夜は一段と夜
穂村弘さんの『短歌ください』連載10周年記念の トークイベントを聞きに新宿紀伊國屋へ。 以下、自分のための覚書き。 ・(短歌を)やめなければ最悪ではない ・死ぬ直前に最高の一首ができるかもしれない ・基本方針やめない、未来永劫 ・軽々しくやめるとか言うな、静かに休め 穂村さんの短歌にかける思いの強さに 改めて目を覚まさせられた気がする。 わたしも短歌、続けようと思う。やめない。 そしてサイン会でお話しさせていただいた際、 名前を覚えていてくださることが判明し、 ちょっと本気で泣きそうになってしまった。 日経歌壇のことにも少し触れていただけて。 今、いい感じだから。と。 うれしすぎて、細かな記憶がない。 穂村さん、やっぱりやさしいな。 短歌、やっててよかったと心から。
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