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2005/11/02(水)
一つ目の悩み
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私には自分の中でいくつか大きな悩みがある。 その内の一つが人を愛することができないのではないのではないか?というものだ。 日本人の所為か愛という言葉が何だかやたらと嘘臭く響くけれど、私は切実に人を愛したいと思っている。 この愛というのは家族愛とか友愛というものではなく、たった一人を、その人だけの特別の愛情を与えたいということだ。 こういうのは無理することじゃない、と友人は言っていたが、私は自分が自然に人を好きになれる自信がない。
人の顔と名前を覚えるのが苦手だ。
この事実が私は他人に対して感情をもてない人間ではないのだろうか?と不安にさせる。 出来る限り関わる人間の顔や名前を覚える努力はする。 けれど、いつも友人や知人と話す時にいかに私が他人を注意していないかということを思い知らされるのだ。
もう一つ、私が切実に人を好きにならなければ、と思うのは私が人に執着し過ぎる傾向があるからだ。 人を好きになれないのに執着?と思うかもしれないが、私は少しでも好きになった人間には行き過ぎた行動をすることが多い。 今の所それ程問題にはなっていないが、友人や家族に対して、自分の過剰な思いいれにぞっとすることがある。 特に友人は明らかに友人の枠を超えているのではないかと思うのだ。 しかし、その執着がよくないのか、どうしても恋人といものを決めかねる。まるでマリッジブルーのように恋愛を匂わせた男の人から逃げてしまう。
人を好きになれない。 それが私にはどうしようもない自分の欠陥のような気がして、時々震えが来るほど不安になる。
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