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2010/03/15(月) そろそろ…
執筆スピードが遅くなってきました。そろそろ更新を通常の週1回に戻そうかな、と思ってます。

まあ、まだ連載可能な長編とか3つもあるし、通常作品のストックもそれなりに多いんですけどね。

更新を増やすのは簡単なんですけど、減らすのって実行するタイミングがなかなか難しいですね…

ちなみに長編はハーツが2つ、ヴェスペが1つ。
次に連載するならどっちがいいかな…ハーツは拍手でプチ連載してるから、やっぱヴェスペかな…

でもハーツ長編はそんなに長くないし、書き終わってかなり時間が経ってるからなぁ…やっぱハーツかな…

どっちがいいですかみなさん!?
ってこんなとこ見てくれてる人いるのかどうか…www

2010/03/04(木) 今度は幻水パロを書いてみました
幻水パロ。サイト展示の深淵水滸とか、テイルズで幻水5みたいのじゃなくて、坊ちゃんをユーリでやってみた。

以下、特にこれといって大きなネタバレはないんですが何となく反転ww


幻水1にて、拠点の城内で坊ちゃんが襲撃を受けるシーン。


 城内を一人で歩いていたユーリの前にそれが現れたのは、まさに突然のことだった。ユーリの前方に風が巻き起こり、その中心から黒い装束を着た男が出現したのだ。その男は覆面の下からユーリを鋭く見据え、手にした刀を構える。

(……敵!)

 ユーリはすぐに剣を抜き、迎撃の体勢を整えた。その間に、敵は瞬時にユーリの懐に飛び込んでくる。

「くっ!」

 敵のすばやい斬撃を寸でのところで剣で受け止め、飛び退いて距離を取る。が、相手も即座に追撃を加えてきた。

(上等じゃねぇか。やってやる!)

 近接戦闘は、ユーリの得意分野でもある。相手が誰であろうと勝てると思うほど過信してはいないが。
 ユーリは剣の柄を強く握り締め、振り下ろされる襲撃者の刀を思い切り弾き返す。襲撃者がわずかに体勢を崩し、そこへユーリは一気に猛攻を繰り出した。
 すばやい斬撃と、合間合間に技を入れて襲撃者を圧倒する。次第にユーリが襲撃者を追い詰めていき、ついに壁際にまで追い込むことに成功した。

「これで最後だ!」

 ユーリは気合と共に、剣を斜めに切り上げる。それを受け止めようとした襲撃者の刀は弾かれ、宙を舞って数メートル先に音を立てて転がった。

「勝負あったな」

 ユーリはにやりと口の端を吊り上げ、剣の切っ先を襲撃者にまっすぐに突きつける。襲撃者は身じろぎもできず、壁に背中をピタリとくっつけてユーリをただ見つめていた。

「お前は帝国側の手下だな。お前一人だけか?」

 もし他に仲間がいて、ほかの場所に出現しているのなら、仲間が襲われている可能性もある。しかしやはり、襲撃者が何かを答えることはなかった。

(とりあえず、捕縛しておくか)

 ユーリが剣を突きつけたまま男の手を拘束しようとした、そのとき。

「死ねぇ!!」

 襲撃者はユーリの剣が肩に突き刺さるのも気にせず、前に飛び出してきた。
 襲撃者の予想外の反撃に、ユーリは反射的に飛び退く。しかし剣が相手に刺さった状態であるため、思ったほど距離は取れず、ユーリはとっさに体をそらした。本当はユーリの首か胸を狙っていたようだが、襲撃者のこぶしはユーリの肩に打ち込まれる。とたんに、鋭い痛みと熱が全身に伝わった。ただ殴られただけの痛みではない。どうやらナックルか何かに、刃物を仕込んでいたらしい。

「くそっ!!」

 ユーリは体にブレーキをかけ、今度は逃げることなく前へと体を傾ける。襲撃者のこぶしがさらに肩に食い込むが、構わずに剣を持つ腕に力を込めた。

「ッはぁ!!」

 襲撃者の肩に刺さったままの剣を、力いっぱい振り上げる。ユーリの剣は襲撃者の肩を切り裂き、鮮血があたりに飛び散った。襲撃者が悲鳴を上げ、床にひざを着く。
 ユーリは自身の肩の傷をそのままに、油断なく襲撃者を見据えて再び剣を突きつけた。

「悪いが、ここで死んでもらうぜ」

 おそらく、この襲撃者は拷問を受けても口を割らない。ならばここで始末してしまわなければ、いつかまた襲撃を受けることになるに違いない。もちろん、この襲撃者を殺したところで、相手は別の人間を用意するのだろうが。
 ユーリが襲撃者を一突きにするため剣を引いた、そのときだった。

「貴様も道連れだ!!!」

 襲撃者が懐から何かを取り出し、その何かからピンのようなものを抜く。手榴弾だ。
 ユーリは即座に反応して爆発の範囲から逃れようとしたが、間に合わない。激しい爆発音がとどろき、ユーリの耳をつんざく。

「ぐぅ……!」

 ユーリは爆撃を受けて壁に激突し、うめき声を上げた。同時に、肌が焼ける痛み。爆発によって火傷を負ったようだ。
 砂埃が立つ中でユーリは目を凝らすが、襲撃者の姿はない。気配もなくなってしまったことから、現れたときと同じように何かの術でこの場を離脱したらしい。が、それはユーリにとっても悪くはない状況だった。先ほどの爆撃で、それなりにダメージを受けてしまっている。こんな状態では、あの襲撃者とまともに渡り合うことができたかどうか。さらに、肩に受けた傷もずきずきと痛む。ダメージを受けていないほうの手でそっと肩に触れると、ぬるりとした感触。やはりあのこぶしには刃物が仕込まれていたのだ。
 ユーリは深く息を吐き出し、ずるずるとその場に座り込む。すると、周りがだんだんと騒がしくなっていっているのに気づいた。先ほどの爆発音を聞いた仲間たちのものだろう。そして一番に姿を見せたのは、レイヴンだった。

「青年! 一体何が……とにかく、すぐ治すから!」

 レイヴンはユーリの傍らに駆け寄ってくると、すぐに水の紋章で回復術を発動させる。優しい水の気がユーリを包み込み、傷がたちどころに癒えていった。ユーリは深呼吸をして立ち上がり、肩を回してみる。しかしもう痛みは少しも感じられなかった。

「サンキュー、おっさん。もう大丈夫だ」

 笑みを浮かべて言うと、レイヴンはほっと安堵の息を吐き出す。

「もう……あんまり無茶しないでよね」

「んなこと言ったって、さっきのは仕方がなかったんだって」

 そんなやり取りをしている間に、続々と仲間たちが駆けつけてきた。その中でユーリは、襲撃者がいたその場所をじっと見つめていた。



本当はこんなふうに最後に自爆とかしてこないですし、会話もないんですがそこは妄想ですよw


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