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2005/08/02(火)
心頭滅却すれば火のまた涼し?
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またもや暑い。もうこの世から暑いという日本語が消えてしまったらどうするのだろうかと思うくらい暑い。昔、小学校の先生がいいました。暑いって言うから余計に暑くなるって。そんなこといったって暑いよー。 ということで、今日はそんな暑いって言わなければ暑くないか?の話です。 かつての偉い方が「心頭滅却すれば火のまた涼し」と言ったそうです。・・・なこといったって暑いもんは暑いんじゃー。
でもなかったのです。 私、経験あります。 言い方はとても難しいのですが、しいて言えば集中したり、熱中したり、心を落ち着けて静かにいると汗も出ないし、暑くもない、空気の動きさえも感じるのです。 座禅を組む方がよくそのようにおっしゃいますね。汗がでたり呼吸が感じられているうちはまだ無の境地ではないと。 それほどまでの偉い体験ではありませんが、そういうことがありました。初めは汗だく。何もしていないのに汗だくです。しかし、時を重ねていくうちに汗も出ない、暑さも感じない。むしろすがすがしさすら感じられたのです。 それは、ある研修会でのこと。与えられたものになりきるというテーマでの実習のこと。私は大仏になりました。中にはバレリーナとか機関車とか蜂なんていう人もいたっけ。 最初は暑くて汗びっしょり。それを2〜3回やっていますと、不思議に汗も出ないようになりました。何をしたわけでもありません。ただ、何も考えずに大仏になりきろうとしただけです。だから汗が出なくなっていることも自分でわかるんです。 心の中の動きというか精神構造というか、よく判りませんが、そういうものが神経やいろいろなものをつかさどっているのだなと思います。
あー、この夏、歩きながら大仏になってみようかしら・・・。
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