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2005/09/03(土)
誕生日の思い出
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相変わらず、暑いです。
さて、このHPにリンクを張っていただいている酒井音楽事務所のまえすとろ日記に娘さんの誕生日の話題がありました。 このまえすとろさんのお宅のお子さんは、素直なすばらしい女の子お二人です。ご家族皆さんのことを存じ上げているので、私としましてもうれしい限りです。
さて、誕生日で思い出したことがあります。 子供の頃、私の誕生日に何が食べたいかを聞かれ、1回目はグラタン(どこかで食べて感動的においしいと思ったのです)、2回目は茶碗蒸しをリクエストした年がありました。 が、つい最近まで嫌いな料理になってしまいました(今はOKです)。その理由は、誕生日に出された料理にあります。
その当時、我が家にはオーブンもなければ、茶碗蒸し用の器もありませんでした。 そこで、母はいろいろ工夫をしてくれたのでしょう。 まずは、グラタン編。 ある意味でオーブンがなくても出来るグラタンの作り方です。 とにかく沢山のグラタンを飽きるほど食べたいという私のリクエストに応え、出てきたグラタンは、なんとなべ用の土鍋に目一杯ありました。父が鍋が大好きでしたので、我が家の土鍋は、1人前の鍋ではなく、直径50cmくらいの土鍋です。 ふたを開けると見た目は、グラタン。でも焦げ目がありません。 ・・・はーい!どうやって作るかというと、グラタンを普通に作り、通常は耐熱皿に入れ、オーブンで焼きますが、オーブンで焼かずに鍋に材料を入れ、アルミホイルで表面を覆います。落し蓋をするのと同じです。アルミホイルの場合は、熱の伝導もあり、焼き目は付きませんが、うっすらと表面は固めになります。 じゃーん!でましたー。でも食べても食べても減りません。量が多く過ぎて、食べているうちに中のマカロニがふやけて、どんどん増えてくるわけです。 ・・・で、その日以来、30過ぎになるまで嫌いになりました・・・。
もうひとつの茶碗蒸し。 大体想像ついたと思います。これも土鍋です。 土鍋そのものを蒸したわけではありませんので、従って、正確に言うと、「蒸し」ではないわけです。もどきです。 はい、土鍋一杯の茶碗蒸しもどき。確か、お誕生日だから茶碗蒸しがどうのこうのプリンがどうのこうのといわれた記憶があります。子供ながらに今日は、特別に茶碗蒸しとプリンが出るんだーと思いますよね、普通は。 でも、その期待は大きく裏切られ・・・、はい、茶碗蒸しとプリン、両方嫌いになりました。 だって、食べてるうちになんか胸焼けして気持ち悪くなってきちゃったんですもの。しかし、卵いくつ使ったんでしょうね。今ほど卵は安くない時代ですからね。(・・・いや、ちょっと水っぽかったような、それでいて妙に固まっていたような。ということは片栗粉でもいれた?)
そういうと、母には申し訳ない気がします。一生懸命にある材料や機器を使って作ってくれたのですものね。
今は、どれも好きですよ。 しかし、記憶は相当残っており、それぞれを見ると、そして誕生日に何食べたい?の話になると、しっかり思い出してしまいます。 ちなみに母は、全否定しています。そんなもの作るわけないと! いいえ!あなたは忘れようとしているだけです。 なんど言っても、否定します。それは夢でも見たのではないかと言います。 いいえ!私は覚えています。どうにもなく残ってしまったその2品が翌日にも食卓に並んだことを・・・。2日続きですから決して夢ではありません。現実なのです。絶対です。妹の重要参考証言もありますので。それでも母は否定してましたけど。
もういい加減認めてください、おっかさん。そしてありがとう。
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