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2006/11/13(月)
マスコミに思う
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晴れです。強風もなくいい感じですが、やはり空気が冷たくなっています。朝など、思わず陽の当たる側の席に座ろうとしてしまいます。 こう考えると秋と冬の境はどこにあるのでしょうか・・・ねっ。
いじめによる自殺、その学校の教員の自殺、親による子供の殺人・・・やはり今日本は病んでいるとしか言いようがありません。今日もさらに同じようにニュースが繰り返されておりました。 これが続くとだんだん、みんなが麻痺してきます。特別なことではないと認識し始めます。そうなったら最後、法律云々ではなく、人としての尊厳が保たれなくなってしまいます。
とある記事によると、オーストリアでかつてとてつもない自殺者が多かった時代、心理学者がその歯止めをかける研究により、メディアの報道の仕方にも一因があるとして、対案したところ、メディア全体が受け入れ、その指示に従った結果、自殺者は半減しているということです。 それはメディアがニュースを伝える際に、共感したりしないように配慮したニュースを伝えたこと。 今、日本では、本人の顔も出し、その状況も細かく伝え、遺書なども公開する。紙面やネットではさらに煽るようにしてドンドンそれを進めたり、心無い人がさらに煽るように投稿もする状況です。 なぜ、こういったニュースの後に「こういうことで今悩んでいる方は、ぜひこちらに相談してください。」と相談窓口を示すことをしないのでしょうか。また、コメンテーターやキャスターが、なぜ一言、思いとどまりなさい!と言わないのでしょうか。暗い事件です・・・と言うだけです。 さらに、そういう相談窓口が出来ました・・・ということが、1つのニュースとして、まったく違うコーナーで紹介されるニュースになってしまっています。 それを行っている方々は、こういった報道のあり方になにも疑問視はしないのでしょうか。 マスコミやメディアの役割は、スクープを取って来ることではないはずなのに、いつの間にか売れる記事作りになってしまっています。 ぜひ、実現してほしいものです。TVのニュースや週刊誌、ネット上でも、その際に一言付け加えることを。
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