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2006/09/25(月)
採ったものは?
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晴れです。どうやら、こんないい天気も今日までのようです。夕方から少しづつ曇り始めました。 電車の中は逆に暑いです。 エアコンを切っているからでしょう。帰りの電車なんて汗だくでした。
さて、昨日の続きです。 野山は本当に大人の遊園地です。 でも、この別荘地帯もどんどん開発が進み、今まで雑木林で毎年タラの芽を採っていたところが整地されていたり、徐々に自然姿が少なくなってきていることだけは事実です。 お湯の色も薄くなったし・・・(でも実は、これが本来の色で、いままで管理業者がサボっており、配管の掃除がよくなかったために不自然に濃縮されていただけとか・・・)。
さて、今回、親戚で常に山歩きを行っている人がいて、実に便利に活用させていただきました(失礼!)。 木や花や、なんでもこれ何?と聞けば、即座に答えが返ってきます。それもいい加減なものではありません。「ミヤマシラネソウ」なんて言いません。
とにかくたくさん採れたのは「栗」です。無数にあります。茹でて食べました。普段栗はあまり食べないのでよくわかりませんが、普通の栗よりも味が濃く、こういう山栗を食べたら、他のものは食べられないのだとか・・・。
さらにとても貴重なものを採りました。 「つちあけび」という木にならないアケビです。 他の植物に寄生して育つ背丈は1m以下のもので、真っ赤なまるでウインナーソーセージのようなアケビの実をつけます。 それが10本以上群生していました。 とても珍しく、1本だけが生えている姿は見てもこれだけ大量に生えているところは初めてということで、採ってきました。 乾燥させて、煎じて飲むと滋養強精等の薬になるそうです。 そんな貴重なものを全部持ってきてしまうなんて・・・と思ったのですが、このツチアケビは寄生植物なので寄生した植物が枯れると共に自らも枯れてしまい、そのあと芽が出ても寄生出来ずにそのままになってしまうとか。寄生できて育つのは相当に難しいそうで、そのままにしても来年、再来年にまた同じ場所で育つことはほとんどないということでした。 なので、元気なうちにいただいちゃうと。
当初は、それを焼酎につけておくだけで、滋養にいい焼酎が出来るということで貰うつもりだったのですが、調べた結果、煎じて飲むことが判明。どうせやらないので、ちゃんとやる人に使ってもらうことにしました。
しかし、こういう場所に来ると、自然との共存の大切さを感じます。
今日の写真は、そのツチアケビではなく、野に咲く小さな花で「ツリフネソウ(吊舟草)」です。この花が舟が吊られているように見えることからそう名づけられたとか。う〜ん、あんまりそう見えないのですが、昔の人は想像力も豊かだった証拠ですね。
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