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2007/03/06(火)
なんとも・・・
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晴れでしたが、曇りそして雪。そのあと晴れなのでしょうか?
といいますのも、山形に急遽出かけて参りました。 東京を出たときは、ポカポカ晴れ。しかし、山形に近づくにつれ、曇り〜雨〜雪へと変わりました。
1月に山形に行った話を書きましたが、そこで久しぶりに飲んだ旧友が3月4日に突然の訃報。その通夜に出向きました。 脳内出血ということで、外出先で突然気分が悪くなり、トイレに行き、そのままになってしまったとのこと。 未だに信じられずにおります。 実際に納棺にも立ち合わせていただき、冷たくなっていた頬にも手を差し伸べましたが、まだ信じられません。
これまで自分の教え子であったり、親戚の人であったり、葬儀には立ち会いましたが、今回、もっともショックというか、身につまされた思いです。何か、他人事ではないような、あまりにも現実的で近い存在とでもいうのでしょうか。であるために、なおさらその現実が受け入れられないわけです。
納棺の際、花を添えて、頬に手を当て、何を言おうか・・・待っている間にはいろいろ考えていたのですが、実際のその場になって何も言えず、あまりに冷たい頬の感触・・・、思わず出てきた言葉は「なんだよ、おまえ〜」でした。 また一緒に飲もうって言ったじゃないか〜〜〜〜、今度東京に来た時には俺がいい店紹介するって約束したじゃないか〜〜〜、これから一緒にいろいろやろうと言っていたのに〜〜〜〜〜、ようやくその基盤ができたところだったじゃないか〜〜〜〜 言いたいことはたくさんあったのに、それ以上なにも言えません・・・
その後、お焼香をし、もう一度お顔を拝見させていただき、やはり何も言えず、じっとお顔を見て、最後に「お疲れ様」を言ってきました。
実直で、まじめで、自分のことよりもまず他人のことを大事にし、だから自分がどんなに辛くてもいつも人とは笑顔で接していて、冗談が好きで、笑うことが好きで・・・ 1月に一緒に飲んだ際、いろいろ苦労があることは聞いていましたが、それは想像をはるかに超えた苦労の積み重ねであったように思えます。
そういえば、今日、山形に行く際、自宅で礼服を着ようとハンガーから外すにも引っかかってなかなか外れなかったこと、黒のネクタイがいつものところにはなく、いくら探しても見つからない・・・。 その状況で、これはあいつが来させまいとしているなと思わず思ってしまった・・・ネクタイが見つからない時は、いよいよ、「こら、いい加減にしろ〜、おれは行くから!」と言ってしまったくらいです。とうとうネクタイは見つからず、親父のを借りていったのですが、きっと彼のことですから、そんなことでわざわざ来なくていいから、自分の仕事しっかりやれ!と言っていたのでしょう。 世の中は、偶然はなく、必然のみがあると言います。1月に初めて山形で飲み、3週間前に突然お礼の電話があったこと、これは必然だったのかもしれません。
さぞかし、無念だったことでしょう。仕事もこれから広がりをみせていく兆しのあった時でした。家庭でもそうでした。 ・・・いたたまれません・・・
どうか、安らかに。 ご冥福をお祈り申し上げます。
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