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2008/01/07(月)
七草粥
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曇りのち、夕方から小雨です。何日ぶりの雨でしょうか。ちょっと嬉しかったりします。 曇りですが、比較的気温は低くないようで、明日はもっと温かいとか。
今日は七草。人日の節句とも言います。端午の節句などの5節句の一つです。ご存じのように七草と言えば、七草粥。おせち料理やお餅で疲れた胃腸を正常に戻すための昔の人の知恵です。 ところが、この七草。最近はスーパーでもセットで売られていますが、これが結構高価です。旧暦での考え方なので今の新暦とは違うことやすでにそういったものが自然の中で探すことが難しいこともあり、当然高価です。 この七草、平安時代にはすでにその習慣があったようで、あの枕草子にも登場するというから驚きです。6日の夜はヒイラギなどの刺のある木の枝や、蟹のはさみのような尖ったとものを戸口にはさんで邪霊を払い、七草叩きといって、唱えごとをしながら七草を包丁でたたき、粥を炊き込みます。7日の朝、歳神に供えてから家族で食べると万病を払うとされていました。プラス胃腸のためです。 この七草は、「せり なずな ごぎょう はこべら ほとけのざ すずな すずしろ」と言われます。 「なずな」は俗にいうペンペン草、「すずな」はカブ、「すずしろ」は大根のことです。「ほとけのざ」は、あのほとけのざ。「ごぎょう」は別名「ははこぐさ」。これは昔草餅に入れていたそうです。 せりやカブ、大根以外はほとんど雑草の世界です。 しかし、「ごぎょう」や「なずな」は江戸時代には普通に食べられていたそうで、これらはみな食用にしていた植物なのですね。 先日、スーパーで見かけた七草セットのカブや大根は、我が家で作っていたミニカブやミニ大根くらいの大きさでした。 栄養分や消火要素なども考えられた正しいものらしいので、今後も伝えていきたいものですね。
ちなみに我が家は、七草粥とはいきませんが、カブと大根の葉っぱと実の入った菜っ葉飯でした。ついつい食べ過ぎてしまいました。
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