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2008/10/19(日)
困ったイベント
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晴れです。今、深夜ですが、突然の激しい雨。このところ午前中はいい天気で暖かく、午後から曇って夕方には雨が降るの?という感じになっています。
金曜日夜から留守にしておりまして、先ほど帰宅です。 別に仕事ではなかったのですが、たまたま地方都市のちょっとしたイベントに顔を出しました。観客として。 子供向けのショー2本やら有名演歌歌手のショー、お笑い芸人、地元幼稚園児や地元のサークルの発表、そして最後には5000人分の300人の確率で当選する抽選会もある大人も子供もごちゃまぜのイベント。 その場だけは活気はあるのですが、その会場を一歩出て1分も歩かないうちに通行人がいなくなります。そんな地方都市のイベント。結構ひどい内容でした。 こういう言い方はよくないのでしょうが、よくある失敗イベントの典型です。 まず、運営者は何をしているのでしょうか?誰が主役のイベントなのでしょうか?こんなに大勢の人が来るなんて思ってもみなかった・・・という対応ばかり。その割には何で抽選券は5000枚?500人の対応もできない感じです。 事故や暴動が起こらなかっただけラッキーという感じです。迷子も続出。でも救護センターや迷子センターもなし。ショーの合間にステージに迷子を乗せ、マイクで呼びかけさせ、まるでこれでは顔見世興行、生贄?かわいそうです。 ショーもステージ上だけでは狭いため、ステージ下にもロープを張って、そこもステージとして使用しています。しかし、そこは前の方に座っている人しか見えない・・・。 ステージの裏に行けば、ショーに出るぬいぐるみやキャストがそのまま待機。アン○ンマンなんて疲れてへたって座ってました。 ショーの司会のお姉さんも一流じゃないし、総合司会のお姉さん(?)はもっとひどい。何を話しているのかもわからない。 ところが、音響や照明スタッフの居る場所だけが、巨大なステージと同じくらいの高さの屋根のテントであるため、その後ろにいる観客はそのテントが邪魔でステージが見えない。 あらら!仕事じゃなくてよかった!見えないので見えるところを確保したい、しかも連れてきた子供には見せてあげたいという親心。子供を照明イントレに上げ始めます。誰も注意する人がいない(照明会社も人も言わない。だいたい、その場所は危険を伴う場所なのだからイントレを含めて危険につき立ち入り禁止にすべき)。なのでそれをいいことに10人は子供が上がってしまっています。すごい子供になると(というか親がそうさせている)イントレのパイプに子供を座らせたり、立たせたりしてる。これってどうよ?
早い人では3時間待ってゲットした抽選券。まずは、ここでも!結構割り込みを平気でする特に年配の方が多いのも地方都市ならではの特徴(別に地方都市を蔑視しているわけではありません。むしろ好きなのですが、こういった行為は多い。)。何やら並んでいる人に話しかけ、そのままそこに居座ってしまうというやり方。そうすると必ず、そこに連れと称する同年代の方が数人登場し、いつの間にか並ばずに並んでいる人が増えます。やがてあっちからもこっちからも小競り合いが・・・。そうこうしているうちにマイクの声が・・・。「割り込みはしないでください。割り込みは犯罪です!」と。そんな事を言う前にもうあちらこちらで事件は起きているのです。 いよいよ、抽選会。特別賞から始まり、5〜1等、特等へ。そこまではよかった!そのあとに6〜8等の発表。が、この6〜8等は100人とか50人とかの大人数。いちいち当選番号を言う訳にもいかない。で、ステージ上にあらかじめ抽選されていた番号の一覧表が出ました。 観客は一斉に、その前にあるイスなどなぎ倒し、ステージ前に殺到!あ〜あまりにもあさましい姿・・・。 で、当たった人外れた人・・・。そのなぎ倒しの時に当然こうなるとマイクで注意しようがなにしようが、もう関係なし。人が押し倒され、子供が泣き、とうとう救急車。 ・・・やがて、人々は気が付きます。あら?この6〜8等の当選者って最初から決まっていた?ということは、この人たちは特等〜5等には最初から当たらないことが決まっていたんだ・・・。
いよいよ、観客は爆発しましたよ! ここまで来るとあさましさはさらに増強!誰からともなく文句を言い始めます。ステージ前は当たった人がステージに上りたい(当選者はステージ上で景品を受取る)、文句を言うためだけに詰め寄る、当選番号を見たい、見終わって外れたので一刻も早くその場を抜け出たいけど、人がどんどん押しかけるので身動きが取れない・・・などなど、もう地獄絵のような有様。なのに、主催者が頼んだガードマンは2人のみ。主催者側の係員は5人程度。ステージ上では主催者が偉そうに「あんた当たったの?何等?ちゃんと何等か言わないとだめだよ!あたってない人は早く帰って!」とマイクで怒ってる。 主催者の会社のお揃いのジャンパーを着ている人たちは山ほどいるのですが、この人たちはどうしているかというと、周辺ですでに祝い酒でほろ酔い加減なので、参加していないか、一緒になって抽選券と当選番号を見比べているかのどちらか・・・。 翌日の新聞には何も出ていませんでしたが、あ〜この企業体が一時大赤字を出し、その後再建したものの、今年またダメになってきたことがよくわかりました。 抽選会では、特等以外、そのジャンパーの人たちの誰かが、必ずと言っていいほど当たっちゃて、本人はもちろん、その周辺の仲間も大喜びで盛り上がっている集団と化してしまっていたし・・・。 いやいや、困ったチャンでした。 で、私は何も当たらなかった・・・
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