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2008/02/29(金)
うるう年
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晴れです。電車内は空気の換気を良くするため、空調をつけますというアナウンスが入るほどの暖かさ。 でも外に出ると、それほどではありません。 太陽の日差しが強くなってきた証拠ですね。
うるう年の年にはオリンピック。オリンピックイヤーなんていう言い方もありますよね。 アメリカ大統領選挙の年でもあります。
でも、実はうるう年は、4年に1回ではありません。 うるう年の定義は、(1)うるう年は西暦の年が4で割り切れる年とする。(2)ただし年が100で割り切れる年は平年(うるう年ではない)とし、(3)また年が400で割り切れる年はうるう年とする。 ・・・とあります。 なぜ、うるう年が必要なのか、ちょっとお勉強すると・・・ 地球が太陽の周りを一周するのに要する日数は365日5時間49分12秒。 1年を365日とすると1年間で5時間49分づつ暦日と実際の時間(それが重なると季節そのもの)が、ずれてしまいます。 2年間で11時間38分、3年間で17時間27分、4年間で23時間16分・・・約1日分のずれ。そこでその4年目を1日増やす=うるう日を設けて、調整しています。 ところが・・・ 今度は44分のマイナスが生じます。 うるう年の翌年には、5時間49分−44分=5時間5分の誤差、2年目には・・・とやっていくと、結構またまた微妙な誤差が生じます。 それを今度は100年単位で考えて、出された結果が先の3項目。 それにより、暦の1年の長さを実際の1年に限りなく近づける、つまり400年で100回になるうるう日を3回だけ減らして、1年の平均の長さを365日5時間49分となるようにしたわけです。
この考え方の元となっているのは、13世紀に造られたグレゴリオ暦。それは凄いです。 日本では太陽暦を使っていて、ちょっと違うのですが、この部分に関しては、ほぼ同じ。 もっと驚くべきことは、実は先ほどのうるう年に関する3つの基準は、なんと明治31年に制定された法律がまだ生きていて、それに従っていることです。 それは、神武天皇即位紀元(皇紀)によって行なうことです。でもこの言葉は今はほとんど知られていません。これは、初代天皇の神武天皇の即位を元年(紀元)とする日本の紀年法です。西暦よりも660年多い年です。 それが、今だに法律でも定められています。ただ、一般からは忘れ去られようとしていますが・・・。
うるう年の話からとんでもない話に進んでしまいました。
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