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2008/04/25(金)
胃がん検診
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曇りのち晴れ。比較的暖かですが、思ったよりも晴れ間がすくない・・・。
昨日の予告通り、本日は胃がん検診で、バリウムごくごく大会です。 行ってみると、今回はいつもよりも時間が早く、混んでます。 市の健診なので、どんなに若い人でも40歳。でもそういう年齢の人は少ない。 問診票のようなものを書き、その後に問診。問診後にバリウム飲んで検査ですが、この問診がなかなか曲者です。 みなさん、時間がかかります。問診票に基づいて、簡単な質問と注意事項の確認するだけなのですが・・・・・。
保健師:検査が終わったら、この下剤を家に帰ってから飲んでくださいね。そして水をできるだけ今日はたくさん飲んでください。 ・・・あの〜、いつも朝牛乳を飲むんだけど、今日は何も飲んでも食べてもいけないと言われたので、まだ飲んでなくて、牛乳ものんでいいんですか? 保:牛乳も飲んでいいですけど、水をたくさん飲んでください。 ・・・コーヒーが好きなんですけど、コーヒーも飲んでいいですか? 保:それも飲んでいいですけど、まず水を飲んでください。 ・・・3時のおやつに、いつも孫と一緒にジュースを飲むんだけど、ジュースも飲んでいいですか? 保:いいですけど、水ですよ。水を飲んでくださいね。 ・・・あと〜〜〜野菜ジュースを〜 保:水ですっ!!
問診票の下の方に胃の絵があり、そこには検査の結果が書かれる。しかし、自分で記入する部分はピンクの色がついていて、ピンクの色のところだけ記入してくださいと大きく書いてある。が、しかし・・・ ・・・あの〜、この絵には何を書けばいいんですか?
別の方の場合は、悩み相談始まっちゃいます。 保:これまでにご両親や御兄弟、お子さんとか、お孫さんとか、どなたかガンにかかられた方はいますか? ・・・そういえば、うちの親父が胃がんで死んだんだよね。 保:他にはどなたか? ・・・ああ〜、そうそう、弟も胃がんで死んだっけ。いやー、病院を転々と移されてさ〜。最後はね、市の医療センター・・・知ってる?ほら、○○にある・・・あそこでさ〜。いや〜見てるのがつらくなるくらい、かわいそうで。俺なんかの胃でよけりゃ、代わりにやるって医者に言ったんだよね。そしたらダメなんだってさ、俺のじゃ。そうそう、そしたら、そのあとにね弟のカミサンもガンになっちゃて。俺は辛くてね〜。なんだろうね、そのカミサンの妹もガンだってさ。入院してるんだけどね。もう、俺も困っちゃってさ〜。どうしたもんかね〜 保:他にはどなたかいらっしゃいますか? ・・・いや、俺は一人もんだけど、それがなにか?
次の方々の場合は、話が変です。 保:市の胃がん検診は何回目ですか? ・・・ずっと、やってるよ。毎年、欠かさずね。だから皆勤! 保:異常があった年は? ・・・そうね〜、今日で3回目だけど、特に悪くはないじゃないかな〜。具合悪かったら今日来れないしね。 保:去年の結果はどうでした? ・・・去年は来てねぇ〜よ。 保:前回はいつ受けられました? ・・・いや〜、覚えてね〜な〜。だいぶ前のことだから。 (この方、御歳70歳。ちなみに市の胃がん検診は40歳になると案内書が届き、受けることができるのです。)
保:便秘がちですか? ・・・いや、どうかな〜?わかんないな〜。便秘がちっていうのはどういうの? 保:1日1回便通はありますか? ・・・えっ?そうね〜、まあその日によってっていうか、まあまあっていうか〜。 保:1日1回便通があれば、便秘がちではないですよ。 ・・・いや、そんなもんはねぇ〜よ!
保:これは下剤ですので家に帰ってから飲んでくださいね。2回分ありますからね。 ・・・なんで? 保:1回飲んで6時間しても効果がなかったら2回目を飲んでくださいね。2錠で1回分ですからね。 ・・・あら?4つあるよ。 保:ですから、1回が2錠ですよ。もう1回分が2錠。合わせて4錠ね。全部一度に飲んじゃだめですよ。1回に2錠だけですよ。 ・・・あら?4つあるよ。 保:ですからね・・・ (これが繰り返された・・・)
保健師さんは何のためらいもなく、淡々とこうして進めていくのです。私ならストレスたまりすぎて、自分が胃がんになりそうです。なお、ここにご紹介会話は実話です。下手なお笑いよりも笑えます。 もっとあったのですが、書ききれません。
家に帰ってみると、霧島つつじが咲き始めていました。(妙にほっとした)
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