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2009/10/21(水)
青いバラ
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晴れです。 昨日、黄砂が飛ぶということでした。確かにちょっともやってた・・・。今日は風も穏やかで、いい感じです。
サントリーから青いバラがいよいよ11月3日に地域限定で販売されます。 欧米では、昔からあり得ないことを「青いバラ(ブルーローズ)」と言ってきました。 今回、不可能を可能にしたということで、その努力がうかがえます。世界初の青の色素をもつバラということで、1990年から開発が始まり、ようやく2004年に成功。そして今日まで製品化に向け、改良が繰り返されたとのニュースが載っていました。
これまでの青いバラは、青系に見えるバラというのが正しく、数種類あります。私も実際に見たことがありますが、はたして青なのか?という色合いでした。 今回の青いバラは、本来バラにはない青の色素をパンジーの青色素から取り込み、配合し、バイオテクノロジーにより完成させたそうです。 といっても、青々した青ではなく、淡い感じの紫がかったブルーです。 古来より、バラはさまざまな開発を繰り返してきた植物です。毎年、世界中で数百〜千単位で新品種が発表されるほど。 しかし、青色のバラは、品種改良の壁であり、不可能であったのです。
バラになぜ青い色素がないのかということに、自然界の法則が関係していると言われています。それは、青が必要のない色であるということです。自然界では色は品種族を保つために重要な役割を持っています。バラは次に種族を残すため、虫による受粉を重要なものとしています。その虫には青は識別できないらしく、赤系、黄色系にのみ反応するのだそうです。そのため、青いバラがあっても虫が寄って行かない。なので、必要がないという訳で、そう考えると、遠い昔、バラの発達過程では、もしかしたらバラにも青の色素があったのかもしれません。 赤、青、黄色の3色が揃っている花はないということも自然界の不思議なところです。今回の開発で、それが崩れることに・・・。 そうかんがえると、このバイオテクノロジーってやつは、はたしてどうなのかな?と・・・
見てみたい方は、サントリーのHPから見ることが出来ますよ。
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