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2010/02/03(水)
節分=立春なのに・・・
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晴れのち曇り、やがて雨+雪。
昼間晴れていたのに夕方からだんだん曇り、そののち雨が降り始めたかと思ったら、またもや雪へ。 でも積もるほどではなかったです。
一昨日の雪は、一部まだ残っていて、そのせいか、寒い一日でした。 雪が寒いのではなく、寒いから雪になるのだけど、雪を見ると雪のせいで寒くなっている感じがします。
今日は、節分。 暦の上では、立春です。春です。でも1年の中で一番寒い時。 もっとも、暦というのは、旧暦なので、実際にこの言葉が使われていた時代と今とは多少ずれてはいるのですが・・・。 そもそも節分とは、季節の分かれ目です。立夏、立秋、立冬とありますが、節分の豆まきを行う風習が立春の時だけに残ったのです。 また、立春は同時にこの日から新しい年になるという考え方があります。お正月に「新春の〜」と言いますが、この「新春」という言葉がまさに立春からの春をさします。ですから、本来は新たな年というのは、この立春から始まるもので、これがいわゆる旧正月になります。 一部の占いでは、この日までを旧年と考えて行うものもあります。
節分といえば、豆まき。 でも、このところ、豆まきの声は聞こえません。子どもが少なくなったせいでしょうか?それとも、もうそんなことをする家庭が少なくなったからでしょうか? 一方、関西地方で行われていた太巻きを吉方角に向かって1本黙って丸かじりするという「恵方巻」がにわかに人気のようです。 スーパーでもコンビニでも盛んに売っています。同時に売れているのが方位磁石だそうで、今夜はみんな黙ってモグモグ食べたのでしょうか・・・。 我が家でも適当な太巻きを作って食べました。でも1本そのままではなく、食べやすい大きさに切って、「黙らずに」いつものように食べました(我が家は関西出身ではなく、江戸っ子なので)。そのあと、手巻き寿司にしていろいろなものを食べたので、結局食べ過ぎてしまいました。 こういう季節物には、ほとんどの場合、理にかなった理由があります。先人の知恵、経験から生まれたものなのでしょう。科学や医学が発達していなかった時代でも、こういう時にこうすると身体にいいとか、この時期にはこれを食べると風邪をひきにくかったとか、いろいろな経験値からのものです。 そこに信仰の考えが加わり、縁起を担ぐなんてことが徐々に広まったのでしょう。 中には、ぜんぜん関係ないものもありますが、こうした習慣とかって大事にしたいですね。
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