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2011/01/14(金) あ〜寒い
晴れです。
もう、何日雨が降っていないでしょうか・・・。
でも、寒いです。

なんだかいつもよりも暑い、暖かいという感じが強かったせいか、本当はこれが本来の寒さなのに、余計寒いのだと思っていたら、そうではなく、例年よりもずっと寒いのだそうです。

明日からセンター試験。
例年、そう、かれこれ、センター試験という名前が出来てから、この日は何やら天候に脅かされるのが恒例のような気がします。
まるで、受験の神様が、この程度で受験に遅れるようでは、そ資格なし!と言っているようです。逆にその受験生を善意で救ったという美談も多々あるようです。

なんだか、このところ世間で有名になった、タイガーマスク状態。

連日、この手のニュースが出ています。
いいことだとは思うのですが、べつに今に始まったことではありません。
私が幼稚園生の頃から近所の駅の改札口の柱に、黄色い小さな木箱が据え付けられていました。
ある時、友人が、この木箱の扉を開けるとお金が入っている、このお金は貰っていいんだと教えてくれました。
でも、変です。
実際に、悪友たちとその扉を開け、そこにある小銭を取り、駄菓子屋で使ったこともありました。

その頃、とても怖いおじさんが近所にいました。
四季を通じて、ほとんど同じよれよれの着物姿。で、すぐに文句を言う、そのうち歩いている姿を見るだけで、皆、道を開けるようになるなど、ちょっ変人扱いの人でした。

実は、この方は、当時から、ある意味で今のタイガーマスクだったのです。
今でもネット検索で出てきますが、キリスト教の精神に基づき、自分よりもまずはみんなのためと考え、実行された方で、四季を通じて質素な服装もその本心からのものです。贅沢をしない、寒さをしのげればいい、温まる分は他の困っている人へ・・・。
怖いと思うのは、たとえ誰であろうが、間違っていることを行う人には正面から向かっていくからだったのです。
「塩の道」と、検索してください。
そのあり方は賛否両論ありますが、少なくとも実行した人です。

話は戻り、駅の小さな木箱、小学校になると、そこに書かれた文字を読むようになりました。
そこには、手書きで「ほんとうに、困った方は、このお金をお使いください。返金は無用です。」と書かれているのです。
実際にはこの箱には、10円玉が数個。時には5円、1円という日もありました。

ある時に、この方が書いた手記を読む機会があり(それも大人になってからのことですが)、なんとも言えない気持ちになったことを覚えています。
覚えている一説(日記の写し)は「今日、最後のお金を木箱に入れに行った。これを入れたら、我が家には一銭のお金がなくなり、すでに食べ物もない。でも、今日1日食べなくとも死ぬこともないだろう。しかし、今日入れるお金を本当に必要としている人もいるのだ。だから入れに行く。」

実に印象深い出来事でした。
それから何年か経ち、その方が亡くなったという噂を聞き、その後、実はとんでもなく素晴らしい人だったのだと知らされました。
今、タイガーマスクを始め、いろいろな方が、いろいろな方法で援助をしています。それがニュースになり、皆、英雄です。
それはそれで尊いことであり、私は実際にしていないし、だったら何も言うなと言われるかもしれません。

でも、ちょっと違うな〜と思ってしまうのです。
いえいえ、こうして寄付なさっている方は尊いと思いますし、立派ですし、みんながこうでなければいけない。

その「塩の道」おじさんは、偏屈爺さんと言われながらも、毎日数円をもって木箱(それも自作の)に置きに行き、本当にその数円で助かるのであれば、それでいいとの思いから、ずっとずっと行ってきたわけです。
その木箱には名前は書かれていません。「塩の道、本当に困った時にお使いください」とだけ書かれています。
でも、タイガーマスクではないんです。
周辺の人は、誰がこの箱の主で、誰がここにお金を置きに来ているのかも知っています。
時には、そのお爺さんではなく、普通の人でも小銭を置いている人も出てきました。実は、私も10円置いたことがあります。
ニュースになったからとか、ニュースで取り上げたからとか、今年いきなり、ニュースに取り上げるということが、変です。

ちょっと心配なのは、これに乗じて詐欺行為を行うことがでやしないかとか、便乗して売名行為に走る企業がでるのではないかとか・・・

もっとも違和感を感じるのは、こういう現象を、国や自治体はどう考えているのかということです。
市役所に持ち込んで、サインをもらった、写真を撮ろうとしたなど実に訳のわからないニュースが流れています。
本来なら、タイガーマスクは国が行うことであり、誰もがタイガーマスクであるべきなのに・・・。
政府の方々、どう思っていますかね・・・
・・・最もそれどころではないか。まさに今自分を守るために必死でしたね・・・


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