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2008/05/19(月)
リレーへの思い
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頑張れ 宏菜!!宏菜は2年生、残念ながら今回の高校総体には個人種目に出場できません。どんなに、走りたかったことか・・・その気持ちを思うと、部員達には、宏菜の分も心を込めて高総体に出場して欲しいと思います。 平成17年の東北大会、マイルリレーの第1走者の彩野が倒れこみながらバトンを渡しました。そのまま立ち上がることが出来ません。骨折していました。のこり50mは、骨折したまま走って気力でバトンを渡したのだと思います。翌日の決勝のことを考えると、私は監督として他のチームに故障を気づかれないよう、平常心を装っていました。医務室で泣きじゃくる姿。救急車で病院に運ばれました。翌日保護者に付き添いを頼み、決勝レース直前にスタンドに姿を見せました。控え選手の綾希子が第1走を走り、他の3名も彩野の為に気迫あふれる走りを見せインターハイの切符をつかみました。あのとき、バトンが渡らなかったら・・・本当に神様は彩野に味方してくれたのだと感じます。彩野は、神様が味方してくれるような選手でした。その時の苦しい経験が、自分の将来について考えるきっかけとなり、現在は大学でスポーツ栄養に取り組み夢に向かっています。 リレーの6人のメンバーのうち走るのは4人だけれど、他の2人は補欠ではありません。控え選手です。リレーチームは6人だと思って指導しています。5人目の選手が強いチームというのは、全国で戦えるチームになります。過去によんけいやマイルで入賞した時のチームは、そんなチームでした。 今回、宏菜はリレーチームの一員です。私が宏菜に期待しているものを本人はわかっています。そして、翔南チーム全員もわかっていると思います。 自分の為に走る、それだけでは運も天も味方しません。誰かの為に走る。。。その心=感謝の心のある人は、必ず神様が見ています。 リレーメンバーで学校の代表で走れる選手は、最高に幸せです。400MRは、今年勝てば9連覇。新人戦で負けても冬の練習で追い越し、必ず勝利をつかんできました。なぜ、私がリレーにこだわるのか。。。それは、企業秘密です。自分の経験や思いがリレーには特別な感情があります。陸上競技の中で駅伝とリレーはチームでの競技です。そこに現れるもの、それは、技術だけでなくチームワークであり、心だと思います。
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