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2010/02/22(月)
ザ・MR.BIG
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某鬼氏と棒ッコ氏の日記で話題の新競技、実に興味深い。 実は私も以前より自己鍛練を重ねて来ていたのだが、 両氏の憂い同様、なかなか発表の場が見つからず自暴自棄に陥った時期もあった。
さらに年齢を重ねるにつれ、肉体(の一部)の衰えを感じる事は否めない事実であり、ことさら今年に入っては寒さもあってか、思うような会心の一撃が出ない状況である。 つい先日も競技場を危うく赤く染めてしまう…危険な状態に陥る時もあった。
「柔よく剛を制す」この言葉は、まさにこの競技の為にある言葉ではなかろうか?
そんな時に私はかつて神が残した奇跡の一本を思い出す。 若干、2人の日記とは方向性がずれるかもしれないが、 今まで誰にも語ることのなかった私の中の伝説の神の話をしよう。
あれはもう、10年ほど前にもなるだろうか? 私が山形の庄内地方で一本道を極める為の山籠りをしながら、某書店勤務をしていた時である。
いつものように店の競技場でのトレーニングをしようと個室のドアを開けた瞬間、 私はそこに信じられないモノを見た。 まるで大蛇と見間違うばかりに長さ、太さともに絶句してしまうほどの究極の一本が鎮座していたのだ。 技あり一本、TKO。その破壊力は凄まじかった。
最高のギブソンのレスポールととマーシャルの組み合わせで出す図太い、かつロングトーンのハムバッカーサウンドを脳天に食らった衝撃…と例えるには語弊があるだろうか。 まさに「一本!!」というモノはナイアガラや中国・廬山の大瀑布に匹敵する激流にもびくともせず、その巨体をさらしていた。 さながら、廬山を制覇する昇竜の如く。
私は、ただただ戦慄するしかなかった…。
その後、まだ見ぬ強豪の姿に怯えつつ過ごしながらも、 ようやく順調に自己調整を重ねていた頃。
またもや神が降臨した。
そう、あのツチノコが再び強烈に存在感をアピールしていたのだ。 「アイム、蝶野!!」と言わんばかりに。 「これはオレに対する挑戦か!?」私は思った。(リアルに) 私はすぐさま個室から飛び出し店内を見渡した。挑戦状を突き付けた「神」がまだいるかもしれない、こちらの様子をうかがっているかもしれないからだ。 だが、特定することなど勿論出来なかった。
個室に戻った私は、そのエクストリームなモノを眼下に見ながら思った。
「・・・こんなのが××なら、×××も×××××よなあ…」 (自主規制)
その後、今まで私はこの事は誰にも語らず封印してきた。 しかし、2人の日記が記憶をフラッシュバックさせた。
そう、私はこの伝説を知らしめるために、このバンドでベースを弾いているのかもしれない。 それはまさに、この偶然が必然であるかのように…。
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