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2006/10/18(水)
今思えば・・有り難い
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『じろりん』が大道具をしていた日生劇場では、リサイタルもよく行われていました。『越路吹雪』さんのロングリサイタルは別格として、印象に残っているのは、『沢田研二』・『布施明』・『森山良子』さん等のリサイタルでありました。
『沢田研二』さんは、グループサウンズ解散後の『ピッグ』というグループでのリサイタルでした。当時の『沢田研二』さんは、今の『木村拓哉』以上の人気があったように思います。
『布施明』さんは照明のピンスポットとからんだギャグをやり、笑いを取っていました。
そして、歌唱力が抜群だったのが、なんと言っても『森山良子』さんでした。特に心に残っているのは、『思い出のグリーングラス』という曲で、今では、『じろりん』のレパートリーになっています。
リサイタルでの大道具の仕事は、仕込んでしまえば、たいがい大きな舞台転換もなく、開演前に掃除をするぐらいでした。
一回公演の日は実働四時間位で、ほとんど待機をしているだけなのに一日分の日当を頂いていました。(二回公演の日は、残業もついていました。) その当時は、よく怒られたり、怒鳴られたりしていましたので、しんどかった思い出しか無かったのですが、一流の舞台に日当まで頂いて、毎日接する事が出来ていたのですから、「本当に有り難い経験をさせて貰っていたのだなぁ!」と最近になって、やっと気が付きました。(ちょっと!じろりん遅すぎ・汗・)
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