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2006/10/04(水)
「三匹の侍」に斬られたぞ!
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初舞台の新宿コマ劇場『美空ひばり公演』に続いて、同じコマ劇場で『清川虹子、芦屋雁之助、小雁、奈美悦子、沢竜二・・』等が出演されている『喜劇』に出演させて頂いた。(演目は忘れました)
その舞台に、『長門勇』さんも出演されていました。今回は立ち回りの絡みもあり、殺陣師の『菊地竜志』先生の見事な殺陣(たて)が振り付けられました。
殺陣(たて)の原則は、『舞台』では決して身体に刀を当ててはいけません、大きな振りで踊りのようにカウントを数えながら、立ち回りを覚えていくのです。
ところが、『長門勇』さんは『三匹の侍』という『 時代劇映画』の方でしたので、直接身体に、刀を当てられるクセがありました。
剣友会の先輩から、「以前、長門さんと絡んで、ろっ骨を折った人がいる。」と聞いていましので、みんな刀が当たる個所に雑誌や新聞誌を入れて防護していました。
そして、いつものように完璧に防護して、長門さんに向かっていったら、刀がちょっとずれて直接、身体に当たってしまいました。
竹刀とはいえど、その痛かったこと・・息が止まりそうになりました。
楽屋の風呂場でよく長門さんのお付きの人と一緒になりましたが、彼だけでなく、この一つの舞台だけでも、かなり多くの人達が関わり、又、かなり多くの人達が俳優や役者を目指しておられました。
その中で、一枚看板になれる人は、『一握り』、いや『一つまみ』の人だけなのです。そう考えると、『じろりん』の前途も、かなり多難だなぁ、と思わざるを得ませんでした。(昭和48年頃の話しでした。)
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