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2006/11/05(日)
宝塚・元トップスター『真帆志ぶき』さんの事
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「人生は,筋書きのないドラマ」なんて言いますが,神様は、一人ひとりちゃんと、それぞれの筋書きを書いて下さっているのではないのでしょうか?そんな予感がする出会いでした。
私の十年の東京生活で,最もお世話になった方は、ファンから『スータン』の愛称で親しまれている元宝塚の男役トップスター『真帆志ぶき』さんです。(本名が『鈴木』なので『スータン』と呼ばれています) 私が高校卒業後,上京して日生劇場の舞台美術係(大道具)の仕事をしている時,宝塚・雪組のトップから専科に移られた頃で、正に人気絶頂の頃でありました。 日生劇場の隣にある帝国ホテルで『真帆』さんのディナーショーがあり、そのポスターが何故かよく目につき,宝塚を一度も見たこともないのに『真帆志ぶき』の名前がいつしか頭の中にインプットされていました。 それから数ヵ月後、その『真帆』さんと『石立鉄男』さん主演で『スウィート・チャリティ』と言う、とっても楽しいミュージカルを日生劇場で一ヶ月公演することになり、私も大道具としてお手伝いすることになりました。(その後,私も沢山の舞台を見てきましたが、最も印象に残るミュージカルだったと思います)
舞台稽古の時に舞台袖で足を組んでタバコをスパスパと吸っておられる姿を見て「まるで男のようだなぁ!」と、思ったものです。
ミュージカルのオープニングは舞台の上から吊るされた変形の大道具を、スライドで動かすと、そこにポーズをとった『真帆』さんが板ついておられミュージカルが始まるのです。
その大道具を動かしていたのが『じろりん』でした。一ヵ月公演のことでありますので、何時からともなく話をするようになり、出番前には、肩を揉んだり、腰を揉んだりするようになり、お付きの人とも挨拶をするようになりました。
その時は、『真帆』さんのことを『スータン』と呼ぶことも知らず、お付きの人の名前も知らないまま、一ヶ月公演が終わったのでした。 その時は、まさか数年後に不思議な出会いが再びあり、私の東京生活で大きな影響を与えて下さる人になろうとは、夢にも思っていなかったのでした。 (続きは、もうちょっと後で・・・)
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