私事の毎日をボチボチ、マイペースで綴って行きます。
ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2006年12月
前の月 次の月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
最新の絵日記ダイジェスト
2012/07/07 人権講座ライブ
2012/06/03 三左衛門堀・川まつり
2012/05/10 ラジオ関西「お元気ですか春名祐富子です」
2012/04/20 人生最後の日に!
2012/04/09 ホタテのロックンロール

直接移動: 20127 6 5 4 3 2 1 月  201112 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201012 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200912 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200812 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200712 11 10 9 8 7 6 5 4 3 1 月  200612 11 10 9 8 7 月 

2006/12/25(月) 「ヒロシです」・「あした順子・ひろしです」
 最近「ヒロシです」というピン芸人がうけていますが、『あした順子・ひろし』師匠の、弟子ではない。 

 関西では、正月の寄席番組でしか見ることは、ないのですが、関東方面では八十歳を超えた、『ひろし師匠』が可愛いと、今、若い女の子の間で人気があるらしい。

 三十年程前、私が『浅草松竹演芸場』に出演していた頃には、もうすでにベテラン漫才師でした。

 ネタも結構おもしろく、まとまっておりました。毎回、同じテンポで、同じギャグを、同じ口調で演じられるので、間(ま)とかの勉強になり、いつも、客席の後ろから見学し、ネタの一部もこっそりパクって使わせて頂いておりました。

 コント『ジローとケンジ』で、浅草演芸ホールの正月興行に初めて出演した時、自分たちの出番が終わった後で、『あした順子・ひろし』師匠も出演されていることに気がつきました。

 舞台ではすでにパクッたネタもしっかり披露した後で、「これは怒られるな!」と思い、先手を打って謝りにいきました。

 すると、『順子師匠』が「あゝ、そうだったの、人のネタ、パクッちゃ駄目よ、気をつけてね。」と許して頂いた。

 でもすでに、自分のネタの一部になってしまっていたので、それからは、気をつけて使うようにしました。(笑)

 「継続は力なり」又、「続いてこそ道である」といいます。三十数年前から、大いなるマンネリの漫才をかたくなに演じ続け、今、若い人達に人気が出てきたことを、考えると、『あした順子・ひろし』師匠の姿勢は、「たいしたもんだなぁ」と思わざるをえません。

 今も三十年前と変わらぬテンポで、変わらぬギャグを、変わらぬ口調で演じ続け、巷では、伝説の漫才師と呼ばれるようになりました。
 
 先日、『ヒロシ』が出ているテレビ番組のゲストで出演され、いつものテンポでしゃべり、いつものテンポで唄い、いつものテンポで踊り、そして、最後に、いつもの一本背負いで『順子師匠』に投げ飛ばされる『ひろし師匠』の、いつもの雄姿がそこにありました。

 正に、「継続は力」であり、「続いてこそ道」なのであります。


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.