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2007/10/01(月)
『中尾彬』さん『じろりん』覚えてるかな・・
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今、テレビの『バラエティ』で人気の『中尾彬』さんは、30年程前、ドラマの脇役でいつも渋い悪役を演じておられました。
その頃、ある女優さんと付き合っておられ、バイト先の店へはいつも来られていました。店の壁には、『中尾彬』さんの描いた絵も飾られていました。
丁度、カラオケが流行り始めた頃で『中尾彬』さんは,きまって『お吉物語』という歌を、渋いセリフ入りで唄われていました。 『じろりん』が、お客さんにうける歌を賑やかに歌っておりますと、「ジローの歌は、只、カッチャカましいだけなんだよな!」と、例の渋い声で、いつも言っておられました。
ある時、『中尾彬』さんとその女優さんと店の人と一緒に、『長良川の鵜飼い』に連れて行って頂いた事がありました。貸し切りの『鵜飼舟』の上にギターを持ち込んで、『じろりんショー』が始まり二・三曲唄いました。他の舟のお客様からも、拍手を頂いた事が、一つの思い出です。
今、考えてみれば当時『中尾さん』は、まだ三十歳後半だったと思うのですが、かなり大人に見えました。すでに『中尾彬』の世界が出来つつあったのでしょうか。
『中尾さん』に関して一つだけ、気の毒な事がありました。それは、その女優さんの熱烈な女性のファンの人達から,いつも冷たい視線で見られていたという事でした。
その後、『中尾さん』とその女優さんの間に何があったのかわかりませんが、お付き合いが無くなってしまいました。ちょっぴりその女優さんは淋しげだったように思えましたが、反対にファンの人達は喜んでいたように見えました。 男と女の関係は微妙なものですが、スターとファンの関係というのも微妙なものなのですね。 結局、何が良くて、何が悪いかなんて、誰にもわかりません。良いと思えば良くなるし、悪いと思えば悪くなってしまうものです。 今、『じろりん』はつくづく思います。スターでなくて、良かったと・・・(笑)
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