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2008/01/03(木) 作家『末永直海』さんからのメール
 一昨年、東京のネットテレビに出演した時お世話になった『作家・末永直海』さんから、昨年の暮れ突然メールが届きました。

 『末永直海』さんは処女作『薔薇の鬼ごっこ』が『第三回蓮如賞優秀賞』を受賞され、『百円シンガー極楽天使』という作品は、『芥川龍之介』や『与謝野晶子』『井上ひさし』さん等と共に文化庁選出の海外輸出小説に選出され、数カ国語に翻訳されている大した作家である。

 メールの内容は、「大変ご無沙汰しています。末永です。長いですが、どうか最後まで読んでください。このたび6年ぶりに新作を刊行していただけることになりました。世界文化社『デパ地下★ガール』1,365円です。明日、発売されます。おそらく私にとってこの本が、今後作家を続けてゆけるかどうかの最後のチャンスになります。この本を是非買ってください。よろしくお願いします。」

 今まで自分に関わった人、一人ひとりにメールをされたそうで、早速、書店で購入しました。発売一週間足らずで6.000部売れたそうで、大したものである。

 東京のネットテレビ出演の際、食事をご馳走になりましたが、その時、『末永直海』さんはこんな事を言っておられました。「作家はペン一本で仕事をしているから、元手がいらないと、よく言われるのですが、いくら書いてもお金になるのは先のことで、今日の生活は原稿料の前借りしかないのです。」と・・

 そういえば、ちょっと前までテレフォンオペレータや建築現場でのアルバイトをされていたようである。

 『明石家さんま』さんの『踊る!さんま御殿!!』が始まる時にレギュラー出演の話があったそうでしたが、断ったそうです。理由を聞くと、「どんな番組かよく分からなかった事と、私はタレントではなく作家だから。」と、私は彼女に言いました。「それは勿体ない事をしたね。いくら好い作品を書いてもメディアに露出しないとベストセラーにはならないと思うよ!」と・・

 でも、自分らしく生きる事にこだわり続け、小説の主人公のような生き様をしている、魅力一杯の女性でありました。

http://www.703st.com/


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