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2008/10/08(水)
伝説の双子フォークデッオ『サスケ』その6
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平成十八年五月五日は、いよいよ姫路で『サスケ』と『夢のジョイントライブ』の日だ。
実は前日、『陽気ホール』コンサートの最中に、『サスケ達』が昔から大変お世話になっている叔父さんが亡くなられたという一報が入っていた。
しかしこの後、続いて姫路・松山・下関とライブの予定が組んであり、お葬式に出席できない事を申し訳なく思い、かなり落ち込んだ様子でお悔やみの電話をしていた。
私は『天理(おぢば)』のコンサートの最中に亡くなられたということは、その叔父さんの魂は、きっと時間と空間を飛び越えてコンサート会場に来てくれていると直感した。
そのことを『サスケ達』に伝え、『幸せ』と『不幸せ』を数えると『不幸せ』の方が多いっていう歌があるけれど、あれは間違いで、よく思案すると自分では気付いていない『幸せ』が(例えば、目が見える、歌が作れる、唄える、いい仲間がいる、ステージがある・・・と数えれば・・)両手に有り余る程、あるよと話した。
それを聞いて、何かが吹っ切れたように急に表情が明るくなり、「俺たち『幸せ』の数え方、間違ってたよな!考えれば俺たちは恵まれているよな!」と、前向きの言葉が出るようになった。
トラブルはそれだけではなく、この日の為に制作したCDの曲順が違っている事が判明した。これでは売り物にはならない。でも、「以前なら、かなり落ち込むところだったけれど、これも何か意味があるのかも・・このCDは、みんなに貰ってもらって幾らかでもカンパして頂いたらいいじゃないか。」と思い直すことにした。
姫路でのライブは超満員になった。ライブ関係者のホームページに、「サスケと“じろりん”の青春時代が戻ってきたような空気が広がっていて、はしゃぐ大人同士の何とも言えない甘酸っぱい気配がこちらまで伝わってきてた♪」 「ジョイントライブと言うより同窓会のような感じで約2時間、3人の歌声と手拍子が鳴りやまない楽しい時間が過ぎていったよ。」と、書き込んであった。
今回のライブで私は、『サスケ達』から大きなパワーを貰った。『サスケ達』も出逢った多くの人達から、大きなエネルギーとパワーを注入されたに違いない。 打ち上げは、『じろりん邸』で夜中二時すぎまで盛り上がった。次の朝、すがすがしい空気を残し、新宿のマスター『西村さん』の運転で、次の松山ライブへと旅立って行った。
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