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2008/10/02(木)
伝説の双子フォークデュオ『サスケ』その2
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平成十六年九月、所用で東京へ行った。十年暮らした東京を去ってから、二十三年ぶりである。夜行バスの疲れを新宿のサウナで取っていた。
用事まで時間があったので、昔の仲間に携帯でアチコチ連絡を取ったが、誰にもコンタクトが取れなかった。しかたがないので仮眠室で横になりウトウトしていると、携帯がけたたましく鳴った、出て見ると『サスケ』だった。
「今日は、ある方の新曲発表があるのだけれど、今すぐなら時間が取れるので、是非会いたい。」というので、小田急線の『下北沢』へ慌てて向かった。
改札口に初老の双子がいた(笑)。二十三年ぶりに会う五十歳の『サスケ』だった。喫茶店で自主制作(自宅のパソコンで創った)CDを見せると「こういう風に形になると、嬉しいよね!」と感激してくれた。別れ際に「これ、聞いて!」と一本のテープを渡された。
姫路に帰って来てから、曲名も何も書いていないテープを再生した。入っていた三曲はとても心に残り、車を運転している時など、自然に口ずさんでいた。『上を向いても涙がこぼれる・鏡の前の52分・麦踏み』と勝手に曲名を付けて歌うことにした。
それから暫らくして、「今度、二十年ぶりにアルバムを創ります。」と『サスケ』からメールが来た。出来上がって一枚送ってもらうと『サスケ』達の『生き様』を感じる曲ばかりでした。いろんな人に聞いてもらうと「これは、姫路でも『じろりん』が歌って、関西から火をつけるべきですよ!」という意見があった。
『サスケ』に「『サスケ・ローリングバンド姫路支店じろりん』という名で『サスケ』の歌を唄ってもいいか?」とメールをしたら「OK!そちらで売れてくれたら、俺達楽だから・・・」と冗談まじりの返事が来た。
その事をきっかけに、姫路を中心にアチコチのイベントに出演する機会が増え、アーチストの仲間に入れて頂き『サスケ』の歌を唄うようになった。
『サスケ』から「長年やっていると、しんどい時もあるけれど、『じろりん』が歌ってくれているので、たいへん励みになります。」とメールが来た。
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