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2008/10/05(日)
伝説の双子フォークデュオ『サスケ』その4
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『サスケ&じろりんジョイントコンサート』が、平成十八年五月四日に天理の『陽気ホール』で、五日には姫路のライブハウスで計画された。サスケ達の故郷『愛媛』で『南こうせつ』出演のライブが七日にあり、その途中に関西(天理と姫路)へ寄ってくれることになったのだ。
サスケは、三十数年間、フォーク歌手として又、作詞・作曲家として活躍している双子の兄弟で、心にしみる歌を唄い続け、今では伝説のフォークデュオと呼ばれている男達だ。名前を『勝ちゃん』『隆ちゃん』という。
サスケ達の知り合いの新宿のマスター西村さんの運転で天理へ到着したのは三日のお昼だった。彼らとのライブは二十五年ぶりで、私の心は踊っていた。私がメールで送った「今回のライブは、サスケの中の何かが弾けるかも!」という言葉が、ずっと気になっていたらしく、「今回、スケジュールはキツイが、何が何でも天理へ行かなければ・・・」と強く思ってくれていたようだ。
ふと『勝ちゃん』の顔を見ると頬が異常に腫れている。「今朝から急に歯茎が腫れ出した。」と聞いて、私は教祖が引き寄せておられる、と直感した。
「神殿に参拝したい。」と言う彼らを『神殿(おぢば)』へ案内した。「おつとめする?」と聞くと、「する。」と言うので簡単に手振りを教えて、娘の『真実』と私が三人の間に入っておつとめをした。その後で『勝ちゃん』の腫れた頬に『おさずけ』を取りついだ。
「僕らは、埃が一杯たまっているから、綺麗にはとれないけど、一寸は取れたかな?」と聞くので、「大分、取れたと思うよ。」と、話しながら教祖殿へと案内した。『おぢば』の空気は清々しくて、彼らは何かを感じてくれていたようだ。
今日泊まる詰所に帰り、明日のコンサートの打ち合わせをギターでやっていると、「サスケのおじちゃん、何か歌って!」と、子供たちが入って来た。「いいよ!」と言って、彼らは打ち合わせそっちのけで、ギターで歌い始めてしまった。
すると、いつの間にか人が増えて、気が付くとミニコンサートのようになっていた。何気なく『勝ちゃん』の頬を見るといつの間にか歯茎の腫れが殆ど引いていた。改めて『おぢば』のパワーを感じずにはおられない瞬間だった。
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