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2008/10/07(火)
伝説の双子フォークデュオ『サスケ』その5
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『ゴールデンウィーク・ミニバラエティショー!』と題して、平成十八年五月三日は『じろりん&てっちゃん・こてっちゃんマジックショー』が、四日には『サスケ&じろりんフォークライブ』が帰参者で賑わう、天理の『陽気ホール』で開催された。
四日のステージは、最初の十五分は『じろりんステージ@』次の三十分は『サスケとのジョイントステージ』次の十分は、『じろりんステージA』最後に全員でサスケの『麦踏み』を歌うという構成にした。
通しリハーサルでは、三十数年間プロとしてやって来た『サスケ達』の歌と演奏はさすがに見事なもので、その後の『じろりんステージA』では最初に娘の『まみりん』と二人で『世界で一つだけの花』を歌うのですが、歌も演奏も余りにも差がありすぎて貧相に思われましたが、仕方ありません。何せキャリアが違うのですから・・・
控え室で『じろりんステージ@』の最後の曲『ここは親里』を歌っていると、サスケの『勝ちゃん』が、いい感じのバック演奏をギターで始めました、すると『隆ちゃん』は、ハーモニカを取り出して私の歌に合わせて吹き始めたではありませんか・・何と気持ちよく歌えることか・・・思わず「悪いけど、バック演奏してくれる?」と言ってしまった。
「OKいいよ!」との返事。「ついでに、『世界で一つだけの花』もバックやって欲しいんだけど・・・」「OKわかった!」私はホット胸をなぜ下ろした。これで本当の意味の『ジョイントコンサート』になる、と思った。
そこへ『陽気ホール』の出演交渉で世話になった西村先生が花束を持って控え室に来て下さった。サスケ達にとっては会う人、会う人、みんな初対面だ。きっと東京の生活では忘れそうになりがちな人の暖かさや、優しさを感じてくれていたに違いない。
一時間余りのステージは感激のうちに幕を閉じた。その後、一階のロビーでお客さんや、姫路から応援に来てくれたの人達と別れを惜しんだ。出合いがあれば必ず別れがある。彼らは何時もその繰り返しなのだ。その時、娘の『まみりん』が(頼めばウン十万する)サスケに一曲、曲を書いて欲しいと頼んでいたらしい。
彼らは「いい根性してるよな・・・でも約束したから作るよ!」「でも、早く詩を書くように言っておいて!」と・・その言葉を私は冷や汗の出る思いで嬉しく聞いた。 その後、西村先生が「ジローさんには、いつもお世話になっているから『サスケ達』の接待は私がさせてもらうよ。」と言って、食べきれない程のご馳走を用意して下さった。記念の写真を撮り、話に花が咲き、あっという間に時間が過ぎて行った。 「今日『おぢば』に一粒の種を蒔いたのだから、きっと大きな花が咲くよ!」 その時、先生の言われたこの言葉が心に残った。
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