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2008/05/03(土)
その昔、『桜田淳子』さんも高校生だった。
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私がアシスタントをしていたテレビ番組の『スターアクション』が、その日、都内の後楽園ホールで収録され、リハーサルも総て終わり一人のタレントの到着を待っていた。
その時、楽屋口のドアが開いた途端、明るい空気が流れ込んで来たような気がした。
「おはようございます!」と云う声と共にセーラー服姿の一人の少女が息を切らせながら入って来た。学校を早退して急いで会場にやって来たのだろう、今まさに人気絶頂のアイドル『桜田淳子』だった。
見るからに聡明で賢そうな彼女にアクション指導をしたが、問題の呑み込みの早さに年下の彼女が自分より年上に見えた。
あんなに若い時から、芸能界という厳しい大人の世界に暮らし、常に優等生であり続けることを求められた彼女が、宗教に心の安らぎを求めたとしても不思議ではない。
教えは兎も角としても、今の彼女は幸せじゃなかろうかと思う。それは私も経験したが、この芸能界に一歩足を踏み入れた経験のある者が百八十度方向を変えて、物や金だけでは決して手に入らない『普通の生活』という『何でもない幸せ』を手にするというのは、不可能に近いぐらい難しいことなのです。
『がんじがらめ』のシガラミを乗越えるには、余程のパワーがいるのです。そのパワーを与える事ができるのが神だと私は信じています。
彼女のように順風満帆に見えていても、心に大きな悩みを抱えている人は世の中には多い。もし、それを助けられないとすれば・・・世の中にゴマンといる宗教者の大いなる怠慢ではないかと思います。
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