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2009/01/03(土)
サヨナラ新宿コマ劇場の巻
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<サヨナラ新宿コマ劇場の巻>
新宿歌舞伎町を歩いていると、大きな主演役者の一枚看板が目に入る。芸能界を目指す人にとっては、この劇場で一枚看板になると言う事は、夢のまた夢であった。その『新宿コマ劇場』が昨年の暮、半世紀余りの歴史に幕を閉じた。
『新宿コマ劇場』の回り舞台は、コマのように回りながら迫りあがる三段の円形舞台で、まるでデコレーションケーキのようで、とても華やかでした。
『じろりん』上京二年目の昭和四十八年七月・『新宿コマ出演10周年記念 美空ひばり特別公演』そして八月・『清川虹子・長門勇・芦屋雁之助・由利徹』さん等出演の『恒例喜劇人まつり』と二ヶ月続けて『菊池剣友会』の一員として出演させて頂いた。
時間を見つけては『コマ』の屋上の片隅で、剣友会の先輩に殺陣(たて)の立ち回りの稽古を付けて貰っていました。この時、大部屋で一緒だった人に声優の『千葉繁』さん、コント『チャーリーカンパニー』の『日高のぼる』さん達がいます。後に『新宿コマ劇場』の稽古場でのタップダンスのレッスンに通った事も、今となっては懐かしい思い出となってしまいました。
再開発の為に取り壊される『新宿コマ劇場』、多くの人に夢を与えてきました。残して欲しいという声もあるが、壊されて消えてゆくのも一つの美学かもしれない・・きっと『新宿コマ劇場』は伝説となるでしょう。
↓ コマの屋上で撮った写真です。『千葉繁』さん、『日高のぼる』さんも写ってます。
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