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2011/10/07(金)
某・機関紙の原稿です。
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東京・赤坂ライブの巻
９月１２日、じろりんは東京の赤坂にいた。東京時代（その頃はジローと呼ばれていた）言葉に言い尽くせない程お世話になった、宝塚の元・トップスター「真帆志ぶき」さんの店「ラウンジ真帆」の３０周年に出席するためだった。（この店には「美空ひばり」さんも来られた事があります。）
今年いっぱいで店を閉められるという事だったので「今回会っていないと、一生会えないかも知れない。」と思いました。夜行バスでの貧乏旅行も慣れれば快適なもので、泊まりもインターネットでのクーポンを利用すれば本当に安くなるものです。
開店の時間に店に入るともう店内は、ほぼ満席でした。受付で会費を払おうとすると、「ジローはいいわよ。遠い所から来てくれたのだもの・・！」と・・それでも払おうとすると「スータン（真帆志ぶきさんの愛称）から言われているのよ！その代り手伝ってちょうだい。歌も歌ってよ・・。」と言われた。そこまで言われると従わざるを得ない。
手伝うと言っても勝手がわからないので、この日は普通に飲んで楽しませて頂いた。「スータン」のショーの前に「ジロー、歌って！」と言われたがギターを用意していなかったのでカラオケで一曲、歌いました。
「ラウンジ真帆」の従業員（役者さんや芸能関係が多い）は「ジロー」の事は知らないけれど、「スータン」のファンや古いお客さんから噂を聞いていて、店では「伝説のジロー」となっていました。
この日、満員の店内はテンテコマイでした。請われて次の日（１３日）は夜行バスの出発時間まで手伝う事になりました。午後３時、準備の為に店に行くと、手伝いながら歌の勉強をしている「エミ」ちゃんが「昔、パパイヤ（鈴木）さんから貰ったギターがあった・・」と、取っ手のとれたギターケースを抱きかかえながら地下鉄で「じろりん」の為に持って来てくれていた。本当に暖かいスタッフ達で居心地の良い店だ（感激！）。
そして、この日はスータンのショーの前に、ギターの弾き語りで３曲歌いました。客席には現役のタカラジェンヌやＯＧの皆さん、そして７０歳で現役ダンサーの恩師「名倉加代子」先生も来られており、夢のようなステージに上げて頂きました。スータンには感謝の気持ちで一杯です。
その後は、カウンターの中でショーを見て、しっかりと飲み放題の生ビールを頂きながら、バスの時間まで店を手伝いました。帰り際にスタッフから「１２月にも、最後のクリスマスイベントがあるから来てね！」と言われたのです。「もしかしたら、もう一度スータンに会える・・のか・・！」
後日、スータンから礼状が届きました。横に直筆で「愛するジローちゃん、歌がよかったこと・・・又、歌って下さい・・・スータン」と添えられていました。
（ひばりさんとスータンは、何度か共演されており、とても仲が良かったようです。）
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