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2011/12/23(金)
「暗い森」のこと。
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「暗い森」
11月4日より7日まで災害復興ボランティアに参加致しました。5日は宮城県気仙沼市唐桑の子供会にて歌わせて貰いました。
明くる6日は南三陸町で作業(午前は草刈り、午後は漁港にて鮭の水揚げの手伝い)をしました。
作業が終わってからボランティアセンター(ユナイテッドアース)へ行った時、掲示板に張ってある「暗い森」という詩に目が止まりました。
作者は工藤さん、という女性でした。3月11日の震災と津波の体験が生々しく綴られており、まるで実況中継のように目の前に当時の模様が浮かんで来るようでした。
事務所のスタッフに無理を言ってコピーをして貰いました。
姫路に帰ってから、何かに押されるようにギターで、得意ではない作曲に挑戦してみました。
なんと曲は1週間程で出来上がったのです。そしてボランティアの画像や、震災の画像でスライドショーを作製しYouTubeにUPしたのです。 すると程なく、ある「ホームページ」の掲示板に・・・
「宮城県南三陸町で被災された工藤さんの詩「暗い森」に曲をつけて歌ってYouTubeにアップしてくれている方がいらっしゃいました。現地の写真映像とともにごらんいただけます。姫路のじろりんさんです。」 と紹介コメントが載っていました。
「ご紹介ありがとうございました。歌、メロディー、映像のすべてに感動して、何度も何度も見ました。」 「じろりんさんは、姫路の方らしいので、ボランティアで南三陸に行かれたようですね。 気持ちがこもってるなと思いました。」
と書き込みがあり、早速じろりんも掲載のお礼コメントを掲示板に書き込みました。すると、じろりんブログに・・・
「じろりんさん、こんにちは。掲示板に書き込みありがとうございました。工藤さんは、南三陸町で神職についていた、うたびとさんで、家が被災し、いまはご家族仮設住宅にお住まいです。 工藤さんが避難所で書いた詩「感謝のうた」は、CDになって発売され、子どもたちの図書購入に役だっています。 じろりんさんは男の方で、歌詞は女性の歌なのですが、胸が苦しくなるような切実感を感じました。このスライドショーの画像は、じろりんさんが撮影されたのでしょうか。現場を見た迫力が伝わってきました。」
と、書き込まれていました。
工藤さんとは面識が無かったのですが、ある人を介して聴いて頂いたそうです。しかし、「この『暗い森』は曲を付けずに詩のままで完成していますので、曲を付けずにしておきたい・・・」という思いでしたので、YouTubeからは削除いたしました。
とても、心をうつ詩です。
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