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2011/02/03(木)
追悼「松本定道」さん
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多神分教会長「松本定道」さんが亡くなられた。享年59歳、あまりにも早い出直しだ。「松本」さんは、若い頃フォーク歌手をされており、「生きるために」というアルバムも出しておられる。
私が東京から姫路に帰って来た頃、同じように「松本」さんも活動していた名古屋から自教会へ戻っておられ、姫路で開催された兵庫ジュニァ・フェスティバルというイベントで創作劇のBGMをギターで弾いておられたのが、初めての出会いでした。 その時、急遽時間つなぎに「じろりん」が歌うことになり、厚かましくも「松本」さんのギターを借りました。 今考えると、大事なギターを、よくぞ貸して下さったなぁ!と思います。
伝説の双子フォークデュオ「サスケ」の友人で「じろりん」も歌っている名曲「届いたみかん」の作者・フォーク歌手の「きくち寛(ひろし)」さんが、自身のブログに「松本定道」さんの冥福を祈る文章を書いておられたので紹介します。 『寿命って決まっているのかな?』 「ほぼ同じ年齢で、ある時期に同じように歌っていた昔の仲間が 急に亡くなってしまった。 35年振りに今年はライブで会えるはずだったから 残念でしかたがない。 ずーっと連絡はしていなかったが、 ステッカムのネットライブを通じて 当時の共通の仲間が35年振りに番組に連絡をくれて、 今度兵庫できくち寛のライブをする予定の話もあり その時に当時の仲間を集めてくれるはずだった。 もちろん今回亡くなった彼も来てくれるはずだった。
昨日、共通の知り合いであるpinkhouseのFさんが メールで訃報を教えてくれた。
日時を決める前に会えなくなってしまったね。 音信がなくても思い出の中で生きているから いろいろな話もしたかったし、 当時の仲間がそれぞれに歌とまだ関わっていることを 喜びあいたかったけれど出来ないよね。 松本定道さんのご冥福を祈ります。
江口晶、山名敏晴、マロ(はばみつひろ)、レノン、きくち寛 名古屋でプロになりたての頃、その中で松本定道さんは 名古屋福祉大を卒業後、実家が天理教の教会をしていた関係で 地元西脇の方に戻られて教会を継がれるぐらいですから 一番真面目で作る歌も硬派でした。 どの歌も弱者をいたわり、励ます歌だったように感じてた。 その後は僕とは自然と音信が取れなくなっていたけど 「しわしわの林檎」「沼津の家」など今でも声が聞こえてきます。 きっと35年間自分のやり方で歌っていたんだと思います。」
と、書いてあった。思わぬ所で人の縁が結ばれているのに驚いた。
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