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2011/03/23(水)
「小林アトム」の思い出!
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ある機関紙に「じろりんの見たぞ!」というコラム(東京時代の思い出)を書いている。 今月は、56歳でこの世を去った友、「小林アトム」を書いた・・・・・
「小林アトム」君は、元・劇団四季のミュージカル俳優であった。
ちょっとばかり先輩の「じろりん」を頼って上京し、三畳の部屋へ転げ込んで来たのが、この世界への第一歩だった。コント・漫才のコンビを組み、弾き語りのアルバイトではギターとパーカッションで一緒に歌っていた。
2月28日、姫路市内のディサービスで慰問ライブを終え、控え室に戻ると、「詳しくは分かりませんが、アトムさんが亡くなられました。」とメールが入っていた。嘘じゃなかろうかと思ったが、その後、訃報のメールが次々と届くので、間違いないと確信した。
何故、そんなに急いで逝ってしまったのか・・・
見舞いに行こうと、夜行バスを予約したところだったのに・・・
一月に会った時、「俺、癌なんや・・・」と、聞いてはいたが元気そうだし表情も明るいので、手術すればきっと良くなるだろうと思っていた。
今年も舞台のスケジュールが一杯詰まっているのに・・・
アトムの訃報を、哀悼の気持ちを込めて「じろりんブログ」に掲載すると、いつも20か30のアクセスが、あっという間に1000を超えてしまった。
他の人のブログでも、逝去を悼むメッセージが数多く書き込まれてあり、多くの仲間に愛され慕われていたことを物語っていた。
その中で『「見送りには、沢山の人に来て欲しい・・」と言われていた。』との書き込みを見つけ、歌手「湯原昌幸」さんとの約束を思い出した。 「俺は、人が生きた値打ちは、お葬式の時にどれだけ多くの人が見送りに来てくれるかだと思っている。だからアトムもジローも俺の葬式には絶対来てくれよな。その代わりアトムとジローの葬式には絶対、行くからな・・約束しよう。」と言われた言葉。
湯原さんとの約束は守れなかったけれど、新宿・落合斎場での告別式では会場から溢れ出る程、数多くの人に見送られ、見事なラストステージとなってしまった。
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