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2005/05/20(金)
ティッシュじゃないもん!
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最近、「コケティッシュな女の子」がブームです。 むしろ「女の子はコケティッシュ」といわんばかりに。
私の中でブーム。 今後十年、私が書くヒロインの基本テーマはコケットリー。 ニワトリじゃないぞ!
というわけで、まず全然別のところで書いた文章をコピペ。 コケティッシュという言葉について仲間に説明したものです。
『コケティッシュ重要です。 辞書で調べると「〈女が〉あだっぽい; 男たらしの」とか書いてあって、元のコケットリーを調べると「T 【U】 (女が)こびを呈すること, 男たらし. U 【C】 こび, しな.」だそうな。 うーん。これではぜんぜん足りん。 つまりアレです。ビューティともグラマーとも違うのです。チャーミングとは近いかもしれない。というかチャーミングの原義である「魅了の魔法をかける」にすごく近い。 まずこちらの関心と興味をひきつける。そして向けられた視線をもてあそびあるいは興味を引きずり回す。これです。女の子は割と小さいころからこれ、身につけてたりするぞ。コケットリーは天性のもんらしいです』
コピペ中断。 というか、『天性のコケットリー』で、女優さんなどをほめるときの一つの定番になってたりしますね。 天性じゃないコケットリーのほうはもっとしたたかなものなのかな? こっちはあんまり聞かない気が。
コピペ再開。 『コケットリーな笑み』について、古い妖精絵画を例にして熱っぽく語っています。
『 ジョシュア・レイノルズの『パック』て絵、みれたら見てくださいな。1789年の作らしい。黒目に満たされた瞳は細められて吊りあがり、その延長線上に細長く尖った耳。低い鼻にこれも細くてV字に並んだ鼻腔。柔らかい唇を器用に使って、やっぱりV字の印象的な笑み。無邪気で得意げでちょっと異化されている。 この絵、デッサン元は人間の乳児だと思います。微笑むことを覚えた赤ん坊が同じような笑みを見せることがあるのですよ。大抵、何に対して何のために浮かんだのかわからない、大人にはまず作れない笑み。二重三重に特異で、だからこそコケティッシュです』
私的定義が『コケティッシュとは興味を惹くことから始まる』なんで、ね。普通のありきたりな人(大人らしい大人と言い換えても良い)にはない特異さ、は重要なわけです。 だから、人よりも妖精を描いたものに多く見出される、と。 ただしパックは男の子ですけどね^^ ま、かわいい男の子は女の子とした通用するというのは、ショタ漫画見てるとよくわかりますが(見てるのか)。
表情の柔らかさ、自在さがコケットリーを表す重要な武器だと思います。表情筋の柔らかさというか……。 鼻の頭にしわを寄せて怒る、とかもう大好き。メロメロ。
というところから身の回りのコケティッシュさんの話。
『余談だがバイト先が子供だらけな私はこの手の笑みにやたら縁があります。ついでに彼女も大人のくせに異様に唇が柔らかい子なんで同じ笑み作れます(手を使わずに上唇を鼻の頭につけられる……できる人います?)。 なので断言。唇を柔らかく器用につかうとコケットリーがあふれ出しますぞ』
これがいちばんかきたかったのさっ!!! ちなみに彼女に「君はコケティッシュだよ」と力説してたら、なんだかムキになって否定されました。 「ちがうもん!」 なにがちがうのかというと、 「うー……ティッシュじゃないもん!」 かわいい彼女。らぶらぶです。
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