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2005/12/28(水)
最後のエール
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清原のあんな笑顔を見たのはいつ以来だろうか。オリックスへの入団会見での彼の笑顔を見て、そんなことを考えたのは僕だけではないのではないか。
今シーズンなんかはHRを打ってもニコリともせず、味方のハイタッチを拒否してベンチに座ったときもあった。去年、「泥水を飲む覚悟で」と読売に残留した清原。結局、泥水を飲むことなく、読売を去ることになった。
ここ数年、特に読売に入ってからの彼は、もはやただのチンピラだった。プロレスラーのように身体を鍛え上げ、にらみを利かす。天性の柔らかいバッティングは影を潜め、力に任せて振り回すバッティング。一部の熱狂的な信者にこそ受けたかもしれないが、高校時代から、一野球ファンとして彼を見ていた僕には読売巨人軍・清原和博は虚像に見えた。
吉田監督が「縦縞を横縞にしても来て欲しい」と口説いた時、阪神に来ていればどうなっていただろうか。もしかしたら今でも金本や今岡とクリーンナップを形成していたかもしれない。大阪・PL学園の清原が、結局阪神に来てくれなかったことは少し残念である。タラ・レバの話だけれど。
オイラはチンピラ・清原和博は大嫌いだったが、小中学生の時に見た甲子園でのPL・清原は大好きだった。現役時代を知らない王選手の記録を塗り替えると思っていた。オリックスでは、笑顔で野球をやって欲しいと思う。そして、もう一花咲かせて欲しいと思う。
清原へエールを送りたい。最後のエールを。
頑張れ、オリックス・清原!
以上!
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