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2020/11/24(火)
ゴルチェだ。
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ちょい前に気になって買って、だらだら見ていた「私が生きる肌」。 娘を誘拐された父が、とかのパターンの…どん詰まった復讐ヴァージョン。 妻は不倫男と駆け落ちして事故から全身火傷でショックのあまり飛び降り、その姿を見てしまった娘は病み、とある事件で精神を完全に壊しこちらも飛び降り。パッパは娘の死のきっかけを作った男を拉致り、手術を施して屋敷の一室で監禁している。そんな所に、妻と駆け落ちしたはずだった男が訪ねてくる……。 もうー、終始「そうだけど、そうじゃねぇ!!」とツッコミ倒しながら見ていました。 パッパ、顔が妻(たしかに絶世の美女だが)の顔なら、元男で娘に手出した奴でもいいの??。えー…いいの??。 特典映像インタビューで「この作品には、人にはどんなに侵食されようと屈しない何かの強さをもっているということを描いている」っていうのがありましたがーまぁそうだけど!監禁君、勝手に性転換手術されて6年監禁されても屈しなかったし、パッパも妻も娘も失ったけど屈しなかったし、パッパのママも最後まで自分の秘密を守り通したけど!!…そうだけど、そうじゃねぇよ?! あ、衣装がゴルチェなので全編ゴリゴリにオシャンティーです。うらぶれた古着屋の一枚なのにゴルチェなので正に「最高のドレス」。 そんな煮詰まった美と狂気の入り混じった物語。 映画っていいものですねー。
「女王フアナ」あたりしかスペイン映画は見たことがないけれど、こっちも衣装がゴージャスで良かった記憶。スペイン映画は服飾に力いれる感じなんですかね?。
麒麟〜。 覚如様。さすが噺家、下手すれば長台詞で説明台詞になっちゃうところが、話し方が上手くてするっと入ってくる。 帝は…なんかもう纏う空気が清浄すぎて…ひーぇーー。指先まで美しいので何かもう…画面の外で太夫が尊死してると思うよ!(いい笑顔で)。このキャスティング提案した人と了承した人、ありがとう…。
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