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2010/03/21(日)
瞬間
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『そうか…』
プリンはまだ、プリエラと視線を合わせない。
長い、長い沈黙も…
静間を破れば永遠が一瞬になる。
ゆっくりとプリンのカルマが…プリエラに後押しされながら動き出す。
『僕は、全てに悲観的になりながら、それに気付かず…ただ異なる環境とゆう事だけに救いを求めていた…。
誰しもが理想を持つこの世界では、たとえ報われる者がごく僅かでも…それでも己の願いから目を背けて生きる事は出来ないのかもしれない…
少なくとも、今の僕には自分の理想と真っ直ぐ向き合う姿勢が必要みたいだ。』
視線を伏せ、自身に言い聞かせる様に話していたプリンが、スッとプリエラの方を向く。
『プリエラ!
父さんと母さんの羽根を取り戻す方法を教えてくれないか!?』
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