現世を彷徨う魂の咆哮・・・。
〜KOH平。さんの不思議なテンション〜
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2010/02/21(日) 三つ忘れていた(後編)
『ひとつ…外の世界の認識…アナタは外の世界がどんなモノか解っていなかった…いぇ、知ろうともしなかった…。』



プリンの脳裏に、あの時の恐怖が蘇る。


『そして…自らを犠牲としてもアナタを救った御両親の魂に気付けず…
なにも知らないアナタは自分が何をしたいのかも分からなかった…。』



プリエラの話を、まるでラジオを聞くように…プリンは思考を巡らせていた…

話が終わっても沈黙し続けるプリンを、静に見つめるプリエラ…


プリエラは待っていたのだ、プリンが自己を見つめ、定め、少しずつ現状を把握していくのを…


プリンを待ち受ける運命の一端を担うプリエラ…


プリンの覚醒を促す為に細心の注意で見守るのであった。



自身の目的の為に…

2010/02/07(日) 三つ忘れていた
(おじいちゃんって…アイツの事か…)


プリンは表情を曇らせる


『…あんな風に言われたら、嫌いになるのも無理はないけど、…でもアナタを治したのも、おじいちゃんなのよ?』


『…。』


黙るプリンの眼前にプリエラがスッと人差し指を突き刺す。

『アナタは考えなければならないわ
…何故、今のような状況になったのか…
それは決して自身が望んだ結末ではないハズよ。』


『そ、そんな…こと…』


『アナタは大事なことを三つ忘れていた、いえ…考えようとしなかった…それは生きる事を疎かにするって事…結果はつまり…“死”よ』

プリンは息を呑む

『、…みっつ…!?』

『ひとつ…』

2010/02/01(月) プリエラ
…。


…気を…失っていた…



『ぐぅっ…』

最後の意識が蘇り、吐き気を催すプリン。


若い虫の声…

『意識が戻った様ね…?』


『ッ!?』

いつからそこに居たのか?彼女の存在に気がつき驚くプリン。


『私はプリエラ…てんとう虫よ。ここで看護師…、とゆうか助手をやっているわ、おじいちゃんのね…。』


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