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2005/10/19(水)
プレーオフ
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プロ野球パリーグの優勝がロッテに決まった。
昨年から導入された上位3チームによるプレーオフは野球ファンには楽しめる制度(俺は別にファンじゃないが)
昨年はシーズン2位の西武がダイエーを下し優勝、そして日本一に輝いた。
今年の上位3チームはソフトバンク、ロッテ、西武。
まず2位ロッテと3位西武の戦いだが、この2チーム、シーズンでのゲーム差が確か10ゲーム以上離れており、1位のソフトバンクに至っては確か17ゲームぐらい離れてて、本来なら西武は完全に敗者である。
しかしたとえ20、30ゲーム離れていようが、3位に入りさえすれば優勝の可能性が残っており、またプレーオフは短期決戦であるため、エースをぶつける事ができるため、もうどこが勝ってもおかしくない構図が出来上がる。
特に西武は松坂、西口というSクラスピッチャーがいるので有利だったと思う。
結果は今年のロッテの勢いに軍配が上がり、昨年日本一の西武はここで敗退。
まぁ敗者復活枠みたいな感じなので、負けても納得せざるをえないだろう。
そして決定戦がソフトバンクとロッテのカードに決まったわけだが、先に3勝した方が優勝。
実はシーズン1位のチームは2位に5ゲーム差をつけると、プレーオフ時特典として1勝をもらえるのだが、ロッテが粘ったために、ギリギリの4.5ゲーム差に終わったというシーズンだった。
ホントこれは大きかったと思う。
という事で全くの五分で戦えたロッテには勢い分ソフトバンクを上回っていたのだろう。
結果は3勝2敗でロッテ優勝。
この結果には納得だ。
試合内容はこの5戦すべて素晴らしいものであり、名勝負だったと思う。
が、ホントにこのプレーオフは成功だったのか?
単純に考えて長いシーズン苦労して勝ち得た1位の勲章がこの短期間の数試合で意味がなくなってしまうのだ。
「結果は残念ですが、シーズン1位になった事は誇りに思っていいと思いますよ」
何をいう。
プロである以上結果が一番大事なのだ。
確かにこのプレーオフ面白い制度である。
しかし該当チームのファン心理は様々だ。
ソフトバンクは2年連続日本シリーズへは進めず、ファンは悔しいを通り越して腹立たしいのではないか?
もし西武が優勝していたら、どうなっていたことだろう。
これこそ長いシーズンを戦う意味がなくなる。
今回のプレーオフ素晴らしい戦いだったと言ったが、これは当たり前の事なのだ。
優勝絡みでの試合で面白く、緊迫した良いゲームになるのは必然で、これは野球の人気回復や興味を持たせるための策なのだろうが、本来プロなのだから常に意識し、シーズン中に白熱した戦いを見せなければいけないはずなのだ。
毎試合今回のプレーオフ並の好試合が繰り広げられれば、こういう制度は必要ないと思う。
「プレーオフ、面白いね」
ではなく、
「今日も面白かったね」
プロという事をもっと意識しろ。
すべてのファンのために
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